那覇空港の国際線側のフードコート内にある「なはまるうどん 那覇空港際内ターミナルビル店」。建屋の正式名称は「際内(さいない)連結ターミナルビル」と言って、国内線と国際線の各ターミナルビルを繋ぐ施設であり、途端に外国人比率が高くなります。
お気づきでしょうか。当店の店名は「はなまるうどん」ではなく「なはまるうどん」。那覇に出店する際にシャレで「なはまる」としたそうです。ちなみに「なは」の下にはニコチャンマークが記載されており、「讃岐本店」の押印の上にはシーサーが乗っています。ちなみにシーサーは「ふざけすぎだ」と炎上した時のために取り外し可能だそうです。
メニューは一般的な「はなまるうどん」のものに加え、お隣の「吉野家」とのコラボ商品も多い。ちなみに「はなまるうどん」は「株式会社吉野家ホールディングス」の傘下にあり、当店のほか全国に10店舗ほど共同キッチンのコラボ店があるようです。セルフのトッピング台に天かすと紅ショウガが並ぶのは胸熱です。
注文ルールは普通の「はなまるうどん」と同じであり、まずはトレーを取り、天ぷらやおにぎりなどオプション商品をセルフで小皿にピックアップ。レジにてメインのうどんを注文し、先払いでお会計を済ませて出来上がりをその場で待ちます。私は「8種野菜のサラダうどん」に「イカ天」と「野菜かき揚げ」を注文。合計で1,400円と、うどんにしては高いほうですが、空港での食事とはそういうものだ。
主題の「8種野菜のサラダうどん」ですが、麺は中サイズで注文し、130円の追加料金で野菜を増量してもらいました。いわゆる讃岐のぶっかけうどんにコンビニのサラダをぶちまけたような代物ですが、思いのほか野菜類の質が良くまた量も多いので、このひと皿で千円かそこらというのは意外にお値打ちかもしれません。
うどんそのものもモチモチとした食感が特長的で、歯を押し返すような弾力があり、讃岐うどんそのものです。以前、「ツマミ付き30分1,000円飲み放題」という企画で丸亀製麺にお邪魔した際、「うーん、丸亀製麺ってこんなに不味かったでしたっけ?」という印象を持ってからコレ系の食事とは距離を置いていたのですが、なんだ結構美味しいじゃん。
天ぷら類はスーパーの総菜と大差なく、値段も200円前後と、まあこんなもんでしょう。私がお邪魔したタイミングでは作り置きのものしか入手できませんでしたが、揚げ立てのタイミングであればもう少し満足度が高かったことでしょう。看板を一目見たいという不純な動機で訪れてみましたが、食べてみると中々美味しく、また、これだけ食べて1,400円というのは空港の食事としては悪くないディールです。次回は吉野家とのコラボ作品「吉野家の牛肉温玉ぶっかけ」にチャレンジしたいと思います。絶対旨いんだろうな。
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