マロード(Maroad)/ザ・ブセナテラス(沖縄)

私は「ザ・テラスホテルズ」系列が好きで、色んなホテルを年に何回も滞在しているのですが、唯一にして最大の致命傷が食事のレベルが低いこと。この日も朝食の「真南風(まはえ)」で惨敗を喫し、もう二度と「ザ・テラスホテルズ」で食事は摂らないを決意しました。1年ぶり計18回目ぐらいの決意です。
そうは言っても腹は減るので、この日のランチは最も精神的ダメージの少なそうな「マロード(Maroad)」とうカフェにお邪魔しました。休日の真昼間で観光客は出払っているのか店内はガラガラで、図らずも今回の滞在で最も居心地の良い空間だったかもしれません。
ゲストの殆どはアフタヌーンティー目当てで訪れていましたが、我々は「サラダ、サンドイッチ、ホットサンド、水でいいです」のハードボイルドな注文。隣の家族連れはママと子供たちはアフタヌーンティーのフードに大はしゃぎしていましたが、パパはクールに生ビールだけを1杯だけ楽しんでおり、彼とは仲良くなれそうな気がします。
さて、シーザーサラダなのですが、1,500円ほどの価格設定の割に信じがたいボリューム感であり、「クリスプ サラダ ワークス(CRISP SALAD WORKS)」の食べ応えを凌駕するほどです。これは2,800円で出されたとしても「ホテルだし仕方が無いか」で済ませそうです。
他方、ホットサンドは普通ですね。不味くはありませんがとても普通。実家でオカンが戯れに作るそれに酷似しています。また、フレンチフライは注文後に揚げたとは全く思えないほどの冷え冷えのシナシナで、マジおつかれヘナヘナ丸でした。
サンドイッチは貧困の極みとも言える構成であり、人生ワーストに迫る勢いの味覚です。病み加工でもしているのかパンが不気味に真っ黄色であり派手にMatt化しています。大げさでなくコンビニのサンドイッチのほうが数段レベルが上でしょう。連れは「あたしもうおなかいっぱい~」と絶望の音色を奏でるのですが、嘘つけ、オマエ3分ぐらい前まで「お腹ペコリンチョ💛」とか言うとったやろ。
とは言え終わってみれば支払金額は5千円強といったところであり、リゾートホテルのレストランでこれだけ食べればまあこんなもんかというお気持ちでもあります。少なくとも腹は膨れた。食事を楽しむというよりは、空間と眺望、カロリーを摂取する目的でどうぞ。

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