大衆中華とお酒の場 マカト(MAKATO)/那覇

儀保駅から歩いてすぐの「マカト(MAKATO)」。以前はワインを中心とした洋風居酒屋でしが、現在は「大衆中華とお酒の場」としてリブランドされています。
店内はネオ中華っぽい雰囲気で、カウンターとテーブルが半々ぐらい。トータルでは30-40席はあるでしょうか。この席数をワンオペで回せるのかとコチラが心配になるのですが、徐々にゲストが増えてくるに合わせてスタッフも増えて来、需要予測は完璧です。
プレミアムモルツは660円。沖縄の気軽な中華料理店では少々お高めですが、日本全体で見れば良心的な価格設定と言えるでしょう。なお、ハイボールやサワー類は500-600円ぐらいだったと記憶しています。
まずはサーモンのサラダ。ホテルの朝食ビュッフェのような構成要素ですが、ドレッシングに山椒の風味がきいており、青く爽やかな味覚が特長的です。
青菜の強火炒め。なるほど強火で手早く調理したことが良くわかる食感であり、独特のシャキっと感は自宅では再現できない味わいです。
「こぼれエビチリ」は950円と、当店の最高値を誇るメニューなのですが、その価格設定に恥じない海老量です。場面でシャキシャキとした歯ごたえを奏でるのはクワイでしょうか。程よいアクセントも感じられ少しも食べ飽きることはありません。
スペシャリテの「こぼれ麻婆豆腐」。お肉たっぷり山椒たっぷりで攻撃力のある味わいです。ビュジュ的にもよきなのですが、冷静に考えると普通サイズの麻婆豆腐を小さめの器に盛り付けているだけという意見もあり、ガリガリに細いグラスで「こぼれスパークリング」とする芸風に似ているかもしれません。
〆に五目炒飯。町中華の定番とも言うべき味わいであり、先の麻婆豆腐やエビチリのタレを駆使しつつ美味しく頂きました。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり3千円といったところ。方向性としては渋谷の「高丸電氣(たかまるでんき)」に似ていますが、料理の面ではアチラは学園祭の模擬店レベル。当店のスピード感と強烈な火力に比ぶべくもありません。飲み放題プランもあるので、グループでワイワイやりに行きましょう。

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