栄町市場から牧志へ移転した「パーラーカオソーイ」。アーケードの平和通りをずんずん奥へ進み、牧志公設市場脇の二手に分かれる広くなった部分にテーブルを並べています。店主は沖縄出身・タイ在住8年のカオソーイの達人のようです。
窓口で口頭で前払いで注文します。現金のみで、今から調理を開始する人がお釣りをジャラジャラ触るのには抵抗があります。お水と下膳はセルフサービス。完成後も窓口まで自分で取りに行く必要があります。カオソーイ。タイ風のスパイスのきいたカレーラーメンのような料理です。ピリリと辛いのですがココナッツミルクが土台となっており円やかでもある。鶏のお出汁が旨味を補強し、様々なスパイスやハーブの香りが風味を豊かに演出します。
具材は煮込んだドラムの鶏肉にパクチー、揚げた麺、それに漬物でしょうか。漬物の食感と酸味が面白いアクセントです。鶏肉はホロホロとした食感で美味しいのですが可食部が少なくやや物足りない。
麺は平打ちの麺で、これは沖縄そばの麺なのでしょうかツルっとした舌ざわりが特長的です。麺もスープも美味しいのですがいずれも量が少なく、食べ終わった後にもう一食イケそうなくらいの腹具合です。私もそれなりにバンコクに通ってきただけに、これで850円は割高に感じました。
また、常連なのか地元の先輩なのか知りませんが、大声で騒ぐ輩たちと一緒に真昼間から店主がビールを飲み始め、見ていて気持ちの良い光景ではありません。仕事中だぞ、キャバクラでもあるまいし。
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