キッチンふるはし／広尾

広尾商店街を奥まで行き、少し脇道に入ったところにある「キッチンふるはし」。人気イタリアン「ボッテガ（BOTTEGA）」の斜向かい。1965年創業という広尾屈指の老舗店であり、広尾住民であれば誰もが知る必修科目的なお店です。平日しか営業していないのが渋い。最近では「着飾る恋には理由があって」というドラマにも登場したそうです。
店内は昭和な洋食屋といった風情があり、「キッチンふるはし」という店名がしっくりくる誂えです。カウンター席とテーブル席がありますが、ずうっと奥まで座席があり、奥行きのある間取りです。
私は「Bセット」を注文。2千円です。単品（ライスと味噌汁抜き）注文であれば100円引きとなり、単品注文とビールでちょっとした飲み屋として使ってるゲストも結構多かった。
ヒレベーコン巻き。その名の通りヒレ肉をベーコンで巻いたものであり、実家の晩ごはん的な安心感があります。肉を裏から支えているモヤシ炒めとミックスベジタブルが名脇役。
「小エビのトマトソース煮」も付随します。このエビはちょっとイマイチで、冷凍焼けなのか独特の風味を感じました。もちろん町の定食屋の小鉢なので、あれこれ言っても詮無いことです。
じゃーん。なんとBセットはメインディッシュ（？）が2つあって、こちらはチキンカツ。程よく脂身が多くジューシーでベリーナイス。コンビニのホットスナックのフライドチキンの上位互換といった味わいです。
お味噌汁には白菜（？）が入っており、程よい甘さで心が落ち着く。
ライスはお皿に爆盛りで登場し、その量は1合近くあるのではなかろうか。小食な方がオカズが多いセットを注文するのであれば、ライス抜きで注文するほうが賢明かもしれません。
以上を食べて2千円ポッキリ。広尾でこれだけの種類の料理を楽しんでこの支払い金額は実にリーズナブル。メニューの種類も非常に多く、毎日通っても食べ飽きることはないでしょう。食後感では恵比寿の「どんく」に似ているかも。冒頭記した通り飲み屋として使うの大いにアリ。広尾で心温まる食事を楽しみたい場合は是非どうぞ。

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