あじとや/のうれんプラザ(那覇)

のうれんプラザに県内で4店目を出店する運びとなった「あじとや」。のうれんプラザとは、もともと「農連中央市場」という自然発生的な市場の集合体であり、沖縄県民の台所として沖縄の食生活を支え続けてきた歴史があります。現在はリノベされすっかりキレイな建屋へと変貌を遂げましたが、ソフトはあまり変わっておらず、アジアの市場の空気を色濃く残しています。
ここに農連中央市場があったことをすっかり忘れてしまいそうな感じの良い内装。なかなかしっかりとした誂えで、夜はハーブとスパイスを多用した料理を軸に酒を飲ませるアジアン居酒屋として営業しているとのこと。
ランチはカレーが主力で、セルフで注ぐスープが1杯付いて来ます。ウコンを中心としたスパイスが溶け込んだしみじみ系のスープです。
せっかく沖縄に来ているので「でびち」を用いたカレーを注文しました。千円強ぐらいだったかな。県産のキノコとブロッコリーをそれぞれ100円でトッピング。ブロッコリーは単に蒸しただけでなく、軽く炙って香ばしい食感を演出して美味。
辛さは0~100まで10刻みで注文することができ、私は40番で注文。これが驚きスペシャルに辛く、体中の毛穴という毛穴から汗が噴き出て来ました。他方、じっくりと煮こまれた「てびち」は思いのほか甘く、おそらく黒糖を用いて調味しているのでしょう。
ゴハンはウコンを用いて炊き上げており鮮やかなイエローが特長的。食後は口元と舌が真っ黄色になるのでお楽しみに。ちなみにセルフで1杯までお代わりOKです。
連れはココナッツを用いたスリランカナントカというものを注文。ひとくち頂きましたが、ココナッツの円やかな味わいが全体を優しく取りまとめており、スパイスや動物系のお出汁などを重層的に楽しむことができる仕様です。当店のカレーはあんまり辛くしないほうが良いのかもしれません。
いずれのカレーも千円かそこらといったところ。那覇のランチとしては少々お高めですが、肉がガーンと入った迫力のあるカレーであり、ライスもお代わりOKということを考えれば費用対カロリーは悪くありません。

次回は夜にスパイスをたっぷり用いたツマミを楽しみに訪れてみたい。もちろん飲み放題を付けてです。

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