ブラッセリー＆ラウンジ シアラ（SEALA）／ヒルトン福岡シーホーク

毎日新聞が身売りを報じた「ヒルトン福岡シーホーク（Hilton Fukuoka Sea Hawk）」。たまたま私はその前後に滞在していたので運命めいたものを感じます。私はダイヤモンド会員様なので朝食はエグゼクティブラウンジで摂るのが基本なのですが、連泊したので、ある日の朝食は4階のオールデイダイニング「ブラッセリー＆ラウンジ シアラ（SEALA）」にお邪魔しました。
1,000室を超える朝食を一手に引き受ける朝食会場なだけあって圧巻の客席数。天井高は何と40メートルもあるそうです。写真の紫色のカーペット部分がヒルトン会員席で、その他の座席は一見さん向けのよう。ただし会員だからといって特別なメニューは無く、平等オブ平等なレストランです。
料理のラインナップは一般的なヒルトンといったところで、福岡らしさなどは特に感じられませんでした。謎に韓国料理が充実しており、福岡の郷土料理よりも多いくらいです。やはりすぐお隣なので韓国人ゲストの数が多いのでしょうか。
会員エリアには申し訳程度に「会員専用のコーヒー」が用意されていますが、要するにネスプレッソです。オムレツやオニギリカウンターも用意されていますが行列を緩和するためだけの措置であり、料理の内容に変わりはありません。
街中での食事を優先させたほうが人生が豊かになると判断し、サラダとチーズ、シャルキュトリ程度しか食べませんでした。それにしても食材がイマイチですね。同じ週に「コンラッド大阪」に泊まったばかりなので余計に悪目立ちします。
念のため特設カウンターのオムレツとオニギリも頂きます。具材に明太子と辛子高菜が用意されている点は福岡らしさを感じますが、味わいは一般的なホテルのそれでした。
微妙オブ微妙な朝食でした。コンラッドの朝食は5,000円で当館の朝食は3,600円なのですが、その価格差からは説明のつかないクオリティの違いが感じられます。アクセス権限のある方は、食事の種類は限られますがエグゼクティブで過ごしたほうが納得感はあるでしょう。
ところで一休レストランのページを確認すると「高さ40mのふき武家」と、誤字が修正されず放置されたままです。そんなんやから身売りされるんやぞ。

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