木材を多用したジャパニーズを感じさせる内装(写真は公式ウェブサイトより)。それにしてもこの店名、「ただいまOPENはCLOSEしています」「OPENがOPENしました」のような下らないやり取りがなされはしないかと勝手に心配してしまいました。
和の趣きを感じさえるものの、料理のラインナップは至ってダブルツリーであり、和食は焼魚と玉子焼きがある程度。完全に欧米調の朝食です。また、他のダブルツリーではダイヤモンドメンバー専用メニューや専用エリアに区分けされていることが多いのですが、当店はそういったことは特にありません。人類みな平等です。
色々と書きましたが、けっきょく私はホテルの朝食でサラダとオムレツ程度しか食べないので、つまりどこで食べても食事としての印象はそう変わりません。
そうそう、エッグステーションはきちんと用意されていました。客室数が多くないためか卵行列が生じるということもありません。
お茶コーナーが充実。辻利兵衛本店のものを起用しているようで、様々な種類をたっぷり楽しむことができます。私はお茶よりもコーヒー派なのですが、この日に限っては緑茶をたっぷり頂きました。
とは言えば全体を通しで見れば一般的な欧米系カジュアルホテルの朝食であり、あまり面白味は無いなと感じてしまいました。そういう意味で、「ダブルツリー by ヒルトン富山(DoubleTree by Hilton Toyama)」の朝食は同じブランドながら奇跡のクオリティと言えるかもしれません。富山に行きたくなってきた。
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