私はなんやかんやで当館にしょっちゅう滞在しているので、お部屋や共用設備の紹介については過去の記事に譲ることとしましょう。
さて、主題の「グランド クラブ(Grand Club)」。長い長い休業期間中はその座を「バー フィズ(Bar FIZZ)」で代用することとしていましたが、なるほどこんなにイケてる空間に変貌するのであれば待った甲斐もあるというものです(写真は公式ウェブサイトより)。
時代背景を反映してか、電源付きのカウンター席もお目見え。私は年間かなりの数のホテルを泊まり歩いていますが、こういった仕様のラウンジに出遭うのは初めてであり、最先端の先端の誂えと言えるでしょう。
圧巻はテラスエリア。庭園の緑に囲まれながら、、、というのは常人の発想ですが、なんと冬季ではコタツが用意されています。これはいい、すごくいい。もちろん温かいのは腰から下だけで上半身は当然に寒いのですが、その寒さにガクブルしならがら酒を飲むのは唯一無二の体験です。
カクテルアワーは17:30-21:00とホテル業界屈指の長時間営業であり、飲み物のラインナップも素晴らしい。「バー フィズ(Bar FIZZ)」時代に比べてセルフサービスの運用に変わった点と、シャンパーニュが無くなった点は残念ですが、最近のホテル業界はどこもそんなものです。
お料理も充実しており、カクテルタイムのツマミというレベルを遥かに凌駕した質および量です。クラブラウンジとしては珍しくライブキッチンが誂えられており、カクテルタイムにも関わらず料理人が出来立てのパスタなどを用意してくれます。
圧巻はスイーツ類で、これはもう、カクテルタイムの甘味としては世界最高峰と言えるでしょう。というのも、ホテルのラウンジに置かれている甘味については基本的に手を付けないのですが、当館のそれについては見るからにレベルが高く、実際に口にしても本当に美味しかった。何ならカクテルタイムと言いつつ甘いもんばっか食べていたかもしれません。
朝食につき、他のホテルであればクラブラウンジかオールデイダイニング(当館の場合は「THE MARKET F(ザ マーケット エフ)」)のどちらで摂るか迷うところですが、この日はもちろん「グランド クラブ(Grand Club)」にお邪魔します。
まずは野菜やシャルキュトリを中心に楽しむのですが、他のホテルのラウンジに比べると食材の質が非常に高く感じました。「雲仙ハム」があるのが嬉しくてモリモリ食べてしまいます。ライブキッチンでは卵料理はもちろん、フレンチトーストやパンケーキ、ワッフルなどもお願いすることができます。私はマッシュポテトにソースとポーチドエッグを多層化させた謎の料理を楽しみました。
お刺身コーナーもあって、セルフで海鮮丼を盛り付けることがあります。マグロにタイ、カンパチ、イカ、タコ、サーモンと選り取り見取り。これまでホテルの朝食海鮮丼と言えば「ダブルツリー by ヒルトン富山」「ヒルトン小田原リゾート&スパ」などヒルトン勢が強かったのですが、ここに来てハイアットの本気を見た気がします。
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お刺身コーナーもあって、セルフで海鮮丼を盛り付けることがあります。マグロにタイ、カンパチ、イカ、タコ、サーモンと選り取り見取り。これまでホテルの朝食海鮮丼と言えば「ダブルツリー by ヒルトン富山」「ヒルトン小田原リゾート&スパ」などヒルトン勢が強かったのですが、ここに来てハイアットの本気を見た気がします。
素晴らしいラウンジでした。グランドハイアット福岡は相当に古いホテルであり色んな箇所にガタが来ていたので、新しく開業したリッツに心移りしそうになっていたのですが、その浮気心を引き戻すパワーのある滞在でした。これがリノベーションのパワーである。パワーオブリノベーション。
当館に滞在する際は、必ず「グランド クラブ(Grand Club)」へのアクセス権付きプランで予約するようにしましょう。必ずです。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。