ヒルトングループにおける最高級ブランド「コンラッド大阪(Conrad Osaka)」。中之島の「中之島フェスティバルタワーウエスト」の33階から40階に入居します。開業は2017年で、客室数は164とのこと。
1階のエントランスからロビーがある40階へエレベータで一気に昇ります。ドアが開いてすぐの眺望が圧巻。2フロアぶち抜きの開放的な空間で、無駄オブ無駄なスペースです。だがしかし傑作は余裕から産まれるのだ。
ロビーエントランスでは謎の泡泡アートがお出迎え。よくよく見ると風神雷神をイメージした作品であることが分かり、何ともシャレがきいています。このように、当館は様々なアート作品が山ほど展示されており、現代美術館のような趣さえ感じられます。
私はヒルトンのダイヤモンド会員様なので、39階のエグゼクティブラウンジでチェックイン。ちょうどアフタヌーンティーの時間帯だったのですが、スイーツ類はもちろんセイボリー類も充実しており、ここまで飲食物が充実したラウンジのお茶タイムは中々ありません。
お部屋は角の広い広いとこにご案内頂けました。これは何ルームと言うのだろう、とにかく広い。広すぎる。家からドローンを持ってくれば良かったと後悔するほどの開放的な空間です。
キングサイズのベッドが大してキングでないように見えるほど部屋が広い。ベッドの上ではコンラッドおなじみのアヒルとコンラッドベアがお出迎え。カーテンや照明・空調などは全てベッド脇のタブレットから一発でジャーンと操作できます。
リビングエリアも広々としており、コーヒーテーブルに化粧台まで置かれています。ベッド側には対面で座って作業可能なデスクに特大モニターまで設置されており、何ならここをオフィスにしてしまいたいくらいです。
ウェットエリアも広く、また、クローゼットや寝室とシームレスに繋がっているので余計に解放感を感じます。当然にベイシンはふたつあり、ドライヤーはダイソンのブオーってすげえやつでした。バスルームも広々としており、丸くて巨大なバスタブも用意されています。しかしながら私は後述するプールとスパに入り浸っていたので、部屋のバスルームは使用しませんでした。
トイレは独立しているのですが、バスルーム側から何となくシルエットが見えるのと鍵がかけられないのが精神的にちょっとアレでした。この部屋で唯一「おや?」と思った点ではありますが、あら捜しをしてこの程度です。
クローゼットも広々としており、動線も良く使い勝手抜群。スリッパもモッコモコで心地よく、「ヒルトン大阪」のペラッペラのそれとはレベルの違いを感じさせてくれます。
共用施設に参りましょう。こちらはフィットネスセンターで、164の客室数にしては大変に充実しています。「ヒルトン大阪」なんて当館の3倍の客室数を誇るのにジムはショボショボやからな。
プールも素晴らしく、とりわけ日没後のロマンティックさには濡れてしまいます(写真は公式ウェブサイトより)。長さは20メートルとあと一息。そういう意味で、「コンラッド東京(Conrad Tokyo)」は25メートルもよく確保できたなあと感心してしまいます。
エグゼクティブラウンジで開催されるカクテルタイムは18-20時。といっても利用客は少なく、「ヒルトン大阪」のようなファミレスっぽい雰囲気は微塵も感じられません。客層の管理も徹底しており、ある幼児がぐずつき始めた際、スタッフのお姉さんが飛んで来て、飛び切りの笑顔で家族ごとラウンジから追い出していました。その一部始終を見ていた周囲の子供たちの雰囲気がちょっとピリっとしたのが何だか可笑しかったです。
飲み物は高級品というわけではありませんが多くの種類が用意されています。日本酒が充実しているのが特長的。料理もたっぷり用意されており、「コンラッド東京(Conrad Tokyo)」に比肩する充実度合いです。野菜からタンパク質まで豊富に取りそろえられており、少食な方であればコチラで夕食を済ますことができるかもしれません。
ちなみに朝食はエグゼクティブラウンジで提供しておらず、最上階ロビーフロアにあるオールデイダイニング「atmos dining(アトモス・ダイニング)」で摂りました。ビュッフェレストランでありながら、きちんと美味しい。空間やスタッフにもゆとりがあり、つい長居してしまう居心地の良さです。詳細は別記事にて。素晴らしいホテルでした。プレーンなヒルトンは泊まるたびにイラつかされるのですが、「コンラッド」や「ROKU」などの上級ラインナップは別格の居心地の良さです。プレーンなヒルトンの倍の価格設定ですがそれ以上の価値がある。2026年に予定している「コンラッド名古屋」の開業が今から楽しみです。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。