日吉駅から歩いてすぐの場所にある「中華麺飯 太楼(たろう)」。目黒や新丸子などいくつか姉妹店もあります。
店内は2-4名のテーブル席が用意されており、トータルで20席ほどでしょうか。いわゆる町中華といった雰囲気であり、ざっくばらんなオバチャンの客あしらいがクールです。ゲストは慶應の学生が多く、また、ご近所住まいと思しき常連さんもチラホラ。
ディナータイムにお邪魔したのですが、定食的なメニューもいくつかありました。いずれも千円しない程度であり、ライス・スープ・漬物抜きの単品料理だと150円引きになります。
私は「肉野菜炒めセット」を注文。キャベツとモヤシが多く、ラーメン二郎の頭の部分に近い印象。ジューシーな豚肉とシャキシャキとした野菜が口の中で絶妙に絡み合う王道の味わい。塩気が強く白米がドンドン進みます。
野菜はひとつひとつが大きく、皮が薄く、餡がぎっしり詰まっています。餡には野菜が多く、先の肉野菜炒めよろしくシャキシャキとした食感。野菜の甘みと旨味が強いヘルシーな餃子でした。ちなみに1度お邪魔すると餃子券が貰え、常連客は常に餃子が無料というシステムです。私は一見さんなので正規料金を支払いました。
スープはまあ、普通のスープですね。いわゆる麺類のスープのボディもこのベクトルなのかしら。
ゴハンも一般的な定食屋のそれですが、量は莫大。普通の食欲の人は盛る量を少な目か半分にしてもらうほうが良いでしょう。ちなみに麺類を注文するとライスが自動的に付帯する用です。
ゴハンも一般的な定食屋のそれですが、量は莫大。普通の食欲の人は盛る量を少な目か半分にしてもらうほうが良いでしょう。ちなみに麺類を注文するとライスが自動的に付帯する用です。
ザーサイも一般的なものですが、ライスがとにかく多いのでこういった塩気はとても助かります。
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以上を食べて1,200円ほど。2度目以降の訪問であれば餃子が無料になることを考えると、これだけのカロリーを摂取して千円を切るのは素晴らしい。料理の種類も豊富なので、飲みに来るのもありかもしれません。さて、無事に餃子券を貰えたぞ。
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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
- チャイナハウス龍口酒家(ロンコウチュウチャ)/幡ケ谷 ←東京の10,000円以下の中華だとダントツ好き
- 中華銘菜?陽(センヨウ)/東高円寺 ←率直に美味しくアラカルト可なのが嬉しい
- サエキ飯店/目黒 ←切れ味抜群
- ShinoiS(シノワ)/白金台 ←めちゃ美味しいんだけれど高いんだよなあ
- 4000 Chinese Restaurant/西麻布 ←王道中の王道の中華料理ですげえ旨い
- センス(Sense)/日本橋 ←あれだけ香港に通い詰めた結果、日本の飲茶が一番とは実に複雑な心境
- 南方中華料理 南三(みなみ)/四ツ谷 ←素晴らしい、何も言うことは無い
- 蓮香(レンシャン)/白金高輪 ←日本人が一般に想像する中華料理のイメージを打破する多彩な魅力
- 中華バル 池湖(いけこ)/渋谷 ←度を越した費用対効果
- 飄香/麻布十番 ←十番のランチではトップクラス
- 紫玉蘭/麻布十番 ←税込800円は神のなせる業
- VELROSIER (ベルロオジエ)/河原町(京都) ←フランス料理みたい
- 開化亭(かいかてい)/岐阜駅 ←過剰なものは何も無く、足りないものも何も無い
- Mott 32(卅二公館)/中環(香港) ←この中華料理はちょっと東京には無い
- Lung King Heen(龍景軒)/中環(香港) ←総合力という意味では香港における飲茶で私的ナンバーワン
本場志向で日本人の味覚に忖度しない中華料理が食べたいかた必読の書。東京の、中国人が中国人を相手にしている飲食店ばかりが取り上げられています。客に日本人は殆どいないのですが、コロナ禍で海外に行けない今、ある意味では海外旅行と同じ体験ができる裏技が盛りだくさん。