恵比寿駅から歩いて5-6分、恵比寿神社近くの雑居ビル2階にある「ビストロフジ (bistro FUJI )」。三軒茶屋の「富士屋本店グリルバー」で経験を積んだ店主が2018年に開業したお店です。
店内は厨房をぐるりとカウンター席で取り囲みます。カウンターが20席弱で、小さなテーブルがいくつかありますが2人で来るにちょうど良い距離感のお店です。
グラスワインは千円ほどですが、質を考えればもう少し頑張って欲しいところ。ハイボールもビールも千円近くを要し、料理に比べるとアルコールが割高に感じました。生マッシュルームとクレソンのサラダ。思いのほか量が多く、またチーズもたっぷりとすりおろされており、ワインが進むサラダです。
パテドカンパーニュも堂に入った味わいで、しかも分厚い。付け合わせの酢漬けの仕上がりも上々で、このひと皿が800円というのはどう考えてもお値打ちであり、ハイボールよりも安いというのは何かのバグかもしれません。
牛モツのピリ辛トマト煮込み。料理名に忠実な味わいであり、これはパスタとして食べたくなる。ちなみに当店の炭水化物はココットでの炊き込みゴハン一択であり、しかも値付けは3千円。もうちょっと糖質オンして欲しいところです。
季節野菜のグリルとフムス。やはり料理名に忠実な味わいであり、メインを待つまでの間ペタペタと場を繋ぐに適任のメニューです。
メインはマグレ鴨のロースト。それにしても、こんなに照明を暗くしてきちんと調理できるんかな。少なくともワインの色は正確に見えなかったのだけれど。
以上を2人でシェアし、いくらか飲んでお会計はひとりあたり8千円強。立地と料理のクオリティを考えれば悪くない価格設定です。一方で、料理に比べてアルコールが割高で、料理の中でも妙にお値打ちなものとそうでないもののギャップが激しいので、選球眼が試されるお店かもしれません。もう少し料理の種類が増えると何度も通いたくなるんだけどなあ。
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
- マッシュルーム(MUSHROOM) ←3皿取ってデザートやお茶までついて3,500円ってむっちゃ安くない?
- アリゴトゥール(Aligoteur Que du bonheur) ←美味しいを突き詰める旨いもの屋。
- 筑紫樓(つくしろう) ←ランチタイムは社会貢献活動かもしれませんが、それにしてもお得である。
- 鍈輝(えいき) ←コロナ・テイクアウトグルメグランプリ優勝店。
- クンビラ(KHUMBILA) ←スパイスのオーケストラともいうべき複雑な味わいが五感に押し寄せる。
- ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア(BRACERIA DELIZIOSO ITALIA) ←ランチの信じがたい費用対効果。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト) ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- ガストロノミー ジョエル ロブション ←やはり最強。季節ごとにお邪魔したい。
- チャイニーズダイニング方哉(まさや) ←ランチの千円担々麺が絶品。
- 晩酌屋おじんじょ ←恵比寿で居酒屋ならコチラ。
- 蕎麦懐石 義(ぎ) ←飲み物付きランチコース4千円がほんとうにすばらしい。
- えびすの安兵衛 ←超行列店。高知名物「屋台餃子」を恵比寿の地で!