LIKE（ライク）／白金台

白金はプラチナ通りを下ったところにある「LIKE（ライク）」。代々木の「PATH（パス）」の系列であり、グリーンがモシャモシャした何かすごいビルの3階に位置します。
おー、これはカッコイイ空間ですねえ。天井が高く採光が良く、これが都心かと驚くほど緑豊かです。ペット連れもOKだそうで、なるほどデカいイッヌがサマになるインテリア。
料理は無国籍で、カツカレーや水餃子、麻婆豆腐にワカモレと多種多様。また、姉妹店の「ビストロ ロジウラ（Bistro Rojiura）」と同様に、ランチタイムであってもワンドリンクの注文を強く求められます。この系列のワンドリンクへの情熱は目を瞠るものがあり、仮にワンドリンクの国があるとすれば、王に即位できること間違い無しでしょう。
私は「日向鶏の黒酢ソース」をメインに据えたランチセットを注文。1,760円と中々のお値段です。
小鉢として春菊と水菜のお浸しが付くのですが、これが結構美味しい。そのへんの定食屋のオマケの皿とは一線を画す味わいです。
人参と豆もやしのナムルもシャキシャキとした食感を楽しむことができ、ヘタな韓国料理屋のそれよりも余程レベルが高い。
主題の「日向鶏の黒酢ソース」ですが、野菜がたっぷりで味付けもバリっとしており素直に美味しい。「ビストロ ロジウラ（Bistro Rojiura）」の鶏肉はパサパサでスカスカの味わいだったので、捲土重来のひと皿です。
発酵玄米はジュクジュクとした深みがあり、味わいそのものは中くらいですが身体に良いようなニュアンスが伝わってきます。
お待ちかね、当店のスペシャリテであるピーナッツシュークリーム。一般的なシュー生地と異なり、薄いクッキーのような質感でザクっとした歯ごたえを楽しむことが出来ます。
内部には濃厚なピーナッツクリームがたっぷり。密度も風味も一般的なシュークリームの倍はありそうで、660円という価格設定にも納得です。
ワンドリンク注文必須のカフェラテは610円で、直接材料費が数十円であることを考えると色々と思うところがあります。しかしながら、これは一定程度の客層と雰囲気を維持するための入場料と捉えるべきなのかもしれません。

そういう意味ではカフェタイムにシュークリームとコーヒーで千円強でのんびりする、みたいな使い方が勝ちパターンでしょう（私はランチで3千円を超えた）。夜にダラダラ飲みに来るのも良さそうだ。

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