地下鉄の恵比寿駅から歩いて5分ほど、恵比寿公園の近くにある「タイ・イサーン料理 ヤムヤム」。2023年夏にオープンしたばかりであり、飲茶が自慢の中華料理店「ル・パルク 恵比寿店(Le Parc)」のお向かいに位置します。
タイの屋台を詰め込んだかのような賑やかな店内。プラスチックのチープなイスが良い味を出しています。ちなみに当店は「イサーン料理」といって、タイ東北部の郷土料理を主軸に置いているようですが、一般的に馴染み深いベーシックなタイ料理も取り揃えられています。
ランチセットにはミニ生春巻きが付いてきます。具材はキャベツとキュウリが支配的で、ひと口サラダといった位置づけでしょう。甘酸っぱいソースとピーナッツがタイ感を深めています。
ランチメニューは10種類ほど用意されているのですが、私は「チムチュム」を注文。イサーン地方の鍋料理でたっぷりの野菜とハーブが入ったスープです。酸味が強く結構辛い。これぞタイ料理といった甘酸っぱ辛い味覚です。野菜やハーブだけでなく、お肉も結構入っています。春雨もしっかりと組み込まれており、中々に腹に溜まります。
ライスは由緒正しきタイ米で、香り高く先のスープにピッタリ。プラス330円でミニガパオライスも追加できるとのことで激しく心を揺さぶられましたが、これだけでも中々の量だったので次回のお楽しみとしましょう。これが正しい用法なのかどうかは存じ上げませんが、〆はライスをスープにぶち込み雑炊風にして頂きます。水分飛び目のタイ米がジュワっとスープを吸い込んでとても美味しい。
以上のランチセットが980円。恵比寿という立地を考えれば良心的な価格設定であり、その質も上々。タイ人シェフのニコニコとした表情にも心温まるものがあり、近所であれば何度でも通い詰めたいところです。
恵比寿のタイ料理ランチと言えば「ブルーパパイアタイランド 恵比寿店(Blue Papaya THAILAND)」が最強と信じていたのですが、当店にも見逃せない魅力を多く感じました。
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
- マッシュルーム(MUSHROOM) ←3皿取ってデザートやお茶までついて3,500円ってむっちゃ安くない?
- アリゴトゥール(Aligoteur Que du bonheur) ←美味しいを突き詰める旨いもの屋。
- 筑紫樓(つくしろう) ←ランチタイムは社会貢献活動かもしれませんが、それにしてもお得である。
- 鍈輝(えいき) ←コロナ・テイクアウトグルメグランプリ優勝店。
- クンビラ(KHUMBILA) ←スパイスのオーケストラともいうべき複雑な味わいが五感に押し寄せる。
- ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア(BRACERIA DELIZIOSO ITALIA) ←ランチの信じがたい費用対効果。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト) ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- ガストロノミー ジョエル ロブション ←やはり最強。季節ごとにお邪魔したい。
- チャイニーズダイニング方哉(まさや) ←ランチの千円担々麺が絶品。
- 晩酌屋おじんじょ ←恵比寿で居酒屋ならコチラ。
- 蕎麦懐石 義(ぎ) ←飲み物付きランチコース4千円がほんとうにすばらしい。
- えびすの安兵衛 ←超行列店。高知名物「屋台餃子」を恵比寿の地で!