日吉駅から徒歩数秒、まさに駅前といった立地にある「龍華(りゅうか)」。日吉界隈では名の知れた中華料理店であり、慶應のダンスサークルで活躍したEXILEの岩田剛典もテレビ番組「人生最高レストラン」で当店を紹介しています。
店内は町中華よりもやや高級な内装。しかしながら出入りするゲストは学生や家族連れが殆どで、結果として日吉らしいカジュアルな雰囲気です。
スペシャリテは店頭でライブ焼きしている「上海焼小龍包」。4個480円という良心的な価格設定。一般的な小籠包よりも皮が厚く下面を鉄板で揚げ焼きしており、ザクザクとリッチな食感です。それでいて肉汁はしっかりと詰まっており、鼎泰豊のような繊細系小籠包とはまた違った魅力があります。
メインにランチセットに「鶏肉と長ネギの四川風炒め」を注文。1,150円です。いわゆるカジュアル中華のランチセットであり、いわゆるカジュアルなサラダやスープ、杏仁豆腐も付いてきます。
主題の「鶏肉と長ネギの四川風炒め」はその名の通り鶏肉と長ネギをピリ辛に炒めたもの。鶏肉の質が良くないのか深みの無い味わいですが、千円かそこらのランチセットなので文句を言ってはいけません。ライスは大盛無料なのですが、デフォルトでも丼いっぱいサイズであり、流石は学生街といったところ。水分量が少なくパクパクサクサクと食べ進めることができる口当たりです。
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やはり目玉は「上海焼小龍包」ですね。おやつで食べるにも丁度良く、酒のツマミにも良さそう。駅からすぐなので、ちょっとした手土産として買っていくのにも良いでしょう。
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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
- チャイナハウス龍口酒家(ロンコウチュウチャ)/幡ケ谷 ←東京の10,000円以下の中華だとダントツ好き
- 中華銘菜?陽(センヨウ)/東高円寺 ←率直に美味しくアラカルト可なのが嬉しい
- サエキ飯店/目黒 ←切れ味抜群
- ShinoiS(シノワ)/白金台 ←めちゃ美味しいんだけれど高いんだよなあ
- 4000 Chinese Restaurant/西麻布 ←王道中の王道の中華料理ですげえ旨い
- センス(Sense)/日本橋 ←あれだけ香港に通い詰めた結果、日本の飲茶が一番とは実に複雑な心境
- 南方中華料理 南三(みなみ)/四ツ谷 ←素晴らしい、何も言うことは無い
- 蓮香(レンシャン)/白金高輪 ←日本人が一般に想像する中華料理のイメージを打破する多彩な魅力
- 中華バル 池湖(いけこ)/渋谷 ←度を越した費用対効果
- 飄香/麻布十番 ←十番のランチではトップクラス
- 紫玉蘭/麻布十番 ←税込800円は神のなせる業
- VELROSIER (ベルロオジエ)/河原町(京都) ←フランス料理みたい
- 開化亭(かいかてい)/岐阜駅 ←過剰なものは何も無く、足りないものも何も無い
- Mott 32(卅二公館)/中環(香港) ←この中華料理はちょっと東京には無い
- Lung King Heen(龍景軒)/中環(香港) ←総合力という意味では香港における飲茶で私的ナンバーワン
本場志向で日本人の味覚に忖度しない中華料理が食べたいかた必読の書。東京の、中国人が中国人を相手にしている飲食店ばかりが取り上げられています。客に日本人は殆どいないのですが、コロナ禍で海外に行けない今、ある意味では海外旅行と同じ体験ができる裏技が盛りだくさん。