恵比寿焼肉 ホルモン富士

恵比寿駅を出て数分の場所にオープンした「恵比寿焼肉 ホルモン富士」。株式会社MountainBull(マウンテンブル)の経営であり、「スタンド富士」を始めとした富士グループの仲間たちです。当店は芝浦直送のホルモンを中心とした焼肉が主力です。
店内はカウンター席が10ほどにテーブルが3-4卓で、総勢30席といったところでしょう。各席にダクトが設けられているからか、いまどき珍しく店内喫煙可能です。スタッフはみな若く元気いっぱいで、フランクなK-POPスタバといったところです。
コースに飲み放題が付いていたのでバカスカ飲みました。序盤こそ生ビールだったのですが、途中から抹茶サワーの苦味がホルモンの脂身に合うことを発見し、ひたすらカテキンのザラつき感に淫します。
レバ刺しから始まります。刺しと言っても恐らくは低温調理モノであり、しっとりとした口当たりながら力強さもあり、平成のレバ刺し狩りをテクノロジーで克服した形となりました。
生キムチ。いわゆる漬物のキムチと違ってキムチ風味のタレが混ぜ合わさった白菜サラダのような料理です。「焼肉チャンピオン」のアレに酷似しており、これが恵比寿のキムチスタイルなのかもしれません。
鉄板に火を点け焼肉に入ります。まずはタン塩。ほどよく厚みがあって王道の味わいです。
ハラミ。こちらも中々の厚みがあり食べ応え抜群。申し遅れましたが、飲み放題がついて4,400円という価格設定を考えれば奇跡のクオリティと言えるでしょう。
これは何だっけな。ナントカ刺しという低温調理の一種だったと記憶しているのですが、少しの臭みも無くコリコリとした食感を楽しむ逸品です。
豆もやしナムル。シャキシャキとした歯ごたえが心地よく、ちょうど良い箸休めです。
名物焼きレバー。プリプリ新鮮な口当たりであり綺麗な味わいで、不思議な透明性を感じさせます。量もたっぷりで、レバーだけでかなり腹にたまりました。
ミックスホルモン。その名の通り様々な部位が含まれており、とりわけ筒状のコリコリしたやつ(ウルテ?)が酒を呼びます。
こちらは味噌ホルモン。網に置くと途端に炎が上がるコッテリスタイルであり、これまたコッテリとした味噌での調味が良く合い、酒が進む進む。飲み放題で本当に良かった。本当に。
即座にチョレギサラダが供されます。いわゆるチョレギサラダというよりもグリーンサラダのポン酢がけといったニュアンスが感じられ、味噌ホルモンからの激変緩和措置といった位置づけなのでしょう。
〆の食事にそぼろ丼。冷蔵庫から出されたばかりなのか肉がキンキンに冷えていたのが残念ですが、月は無慈悲な夜の女王と語り掛ける卵黄でTKG化できたので良しとしましょう。
スープもついてきます。人工的な味わいで調味料味が強いのですが、温度はしっかりと熱かったので、先のTKGと合わせて程よい温度に落ち着くといった寸法です。
以上を食べ、(飲み放題付きなので)バカスカに飲んでひとりあたり4,400円。質および量を考えれば信じがたい費用対効果の良さであり、恵比寿駅すぐ近くという立地を考えれば慈善事業と言えるかもしれません。もちろんどこまでもカジュアルな店なので、キャロライナ・ヘレラを着たような女の子をお連れすることは難しい雰囲気なのはご愛敬(なんせ喫煙可だ)。
ストーリーポイントを数えていくと、どうしてこの価格帯に落ち着くのか全く謎であり、安かろう良かろうという奇跡のお店。常に満席なので必ずネットから予約をして訪れましょう。オススメです。

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