ミナミの法善寺横丁近くにある「クレープリー・アルション (Creperie Alcyon)」。大阪では珍しくフランス風のクレープ専門店。食べログでは百名店に選出されています。テイクアウトは行列していましたが、イートインはガラ空きでした。ちなみに日曜日の夕方の出来事です。
1階入ってすぐのキッチンは戦場さながらの忙しさ。てんてこまいの厨房を横目に建物じゅうに広がるバターの香りを楽しみつつ、上階のダイニングへとご案内頂きます。エクステリアは真っ黄色の洋館風なのですが、内装はまた違った印象の可愛らしさです。
土日祝(週末?)はランチタイムは17時までで、ランチタイムはグラスワインが380円という神対応。セットにコーヒー紅茶は付くのですが、お食事系クレープも供されるので食中酒も欲しくなるのが人情です。180円の追加料金で前菜プレート的なものにグレードアップしてもらいました。野菜の質が高くサツマイモのポタージュも堂に入った美味しさがあり、鶏肉のエスカベッシュ風?も酸味がきいて美味しいです。
紅茶は当店の名を冠した特製ブレンドのものを選択。以上を食べてワインまで付いて3千円って安くない?軒先で売られているテイクアウトのものなんて500円かそこらであり、このクオリティのクレープがその値段で楽しめるのだから大阪は豊かだ。原宿は反省するように。
ツイート
ガレットは200円の追加料金で季節のスペシャルガレットに変更してもらいました。鶏肉と海老、キノコがたっぷり入った濃厚クリームのガレットであり、カマンベール風のチーズもトッピングされています。具材の美味しさはもちろんのこと、蕎麦粉がブレンドされたクレープ生地も食べ応えがあります。
クレープ2枚目は(イートイン客は皆ひとりあたり2枚食べている)甘い系で、名物の「マロンモンブラン」をチョイス。栗のクリームの中にはメレンゲとヴァニラのアイスクリームが詰め込まれており、モンパルナス駅近くのクレープ通りの店なんかよりも美味しくて安い気がしました。紅茶は当店の名を冠した特製ブレンドのものを選択。以上を食べてワインまで付いて3千円って安くない?軒先で売られているテイクアウトのものなんて500円かそこらであり、このクオリティのクレープがその値段で楽しめるのだから大阪は豊かだ。原宿は反省するように。
関連記事
男、かつ、左党の割にスイーツも大好きです。特にチョコレートが好きですね。JPHが基準なので、スイーツの評価は厳し目かもしれません。
- バレンタインに手作りチョコだけは勘弁して欲しい ←私が素人の手作りチョコはお断りとしている理由
- ete(エテ)/代々木上原 ←ここ一番の切り札としてどうぞ
- サロン・デュ・ショコラ2020食べ歩き速報! ←サロショはもうオワコン
- 2019年バレンタイン総括 ←第4のチョコレートがピックアップ
- サロン・デュ・ショコラ2019 ←明治最強説
- 2018年バレンタイン総括 ←多くのショコラティエたちがその道に入った意外にもチャラいキッカケとは?
- サロン・デュ・ショコラ2018 ←セバスチャン・ブイエの『ホットサンドショコラ』に悶絶
- 2017年バレンタイン総括 ←Bean to Barがいよいよキャズムを越えました
- サロン・デュ・ショコラ2017 ←世界のトップショコラティエがそのへんをウロウロしている状況に大昂奮
- 2016年バレンタイン総括 ←ひがみっぽい男子は閲覧注意
- サロン・デュ・ショコラ2016 ←オッサンひとりが1時間の列に並ぶ苦行
- ル・ショコラ・アラン・デュカス(Le Chocolat Alain Ducasse)/六本木 ←史上最年少三ツ星シェフのショコラトリー
- ケンズカフェ東京(KEN'S CAFE TOKYO)/新宿御苑 ←ガトーショコラの最高峰
- カカオティエ ゴカン(Cacaotier Gokan)/北浜(大阪) ←かなり振り切った斬新なショコラ
- ル サロン ジャック・ボリー/新宿三丁目 ←王道中の王道!
- ジャン=ポール・エヴァン/六本木 ←1,400円のココアをタダ同然で飲む裏技
- ジャニス・ウォン/新宿 ←こちらデザートと飲み物だけで8,000円になります。
難解な理論をユルいトーンで柔らかく読み解く専門書。チョコレートに係る基本的な素養から、文学や映画など芸能との関係まで解かり易く解説。ぜひチョコレートを食べながらのんびりと読んでみましょう。