膳處漢ぽっちり(ぜぜかん)/四条烏丸(京都)

みんな大好き「際コーポレーション」が運営する「膳處漢ぽっちり(ぜぜかん)」。食べログでは百名店に選出。祇園祭り期間中に販売される「しみだれ豚饅」が有名で、場面で1-2時間の待ちが生じるそうです。場所は四条烏丸エリアという都心ど真ん中にあり、見るからに大きな建屋が印象的です。
外観は洋館造りですが、内装は和というか中華というか、レトロでモダンで不思議なインテリアです。座席数は200近くあるそうで、大小の個室に中庭を望むフロアなど、様々な用途で活躍しそうです。
平日限定のランチ「今天飯」を注文しました。1,540円です。ディナーの客単価は数万円で、ランチも予約ができるコースは5千円~と、基本的には高級店なのですが、平日のランチタイムにフリーで訪れればお手軽メニューも注文することができます。
点心は蒸し餃子(?)が3つ。羊を用いているのか香り豊かで食欲を刺激します。緑色のはニラがたっぷりと詰まっており、ここまで刺激的なニラ餃子を食べるのは初めてかもしれません。
メインは肉団子を醤油味に煮た料理。悪くはないのですが、ややミートボール的にグズついた食感なのが勿体なく感じました。他方、お野菜たちはシャッキリと仕上がっており気分上々。
ライスは当然として小鉢やスープも付きます。いずれも手抜きの無い味わいです。
以上のセットが1,540円というのは、立地や空間、サービスを含めて考えると実にお値打ち。値段が値段なので当店の真の実力は測りかねますが、次回は夜に色々食べたいなあと期待させてくれる費用対効果でした。

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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
本場志向で日本人の味覚に忖度しない中華料理が食べたいかた必読の書。東京の、中国人が中国人を相手にしている飲食店ばかりが取り上げられています。客に日本人は殆どいないのですが、コロナ禍で海外に行けない今、ある意味では海外旅行と同じ体験ができる裏技が盛りだくさん。