【2023年11月最新】完全に自由に観光できるようになった台湾・台北の現在

半年ぶりに台北に来ました。
↑前回訪れた際は、駅や空港などの公共エリア(?)にはマスク着用が義務でしたが、現在(2023年10月)は何の制限もありません。それでも市民の皆さんの半分近くはマスクを着用しています。
日本と同様に台湾もKポが街を席巻していますね。最近は欧米のハイブランドまでが彼女たちを起用しているのが印象的。ティファニーがロゼを推すのはギリわかるとして、
ディオールのヘリンや
グッチのハニなんてまだ子供じゃないか。彼女たちには何の責任もありませんが、果たしてブランドイメージに寄与するのかどうかは大いに疑問です。
個人的にはアベマが台湾で活躍しており胸熱です。10期生のみんなたちは世界中で活躍していて凄いなあ。
閑話休題。今回見つけた台北の穴場の観光スポットは「北投温泉」と「国立台湾科学教育館」。
前者についての説明は↑の記事に譲るとして、ここでは後者についてご紹介。台北最大の夜市である士林夜市から歩いて15分ほどです。
「人体の不思議展」的な展示に始まり。生命科学、自然科学、物質科学、数学、地球科学などなどサイエンスにまつわる展示が巨大なビルに丸ごと詰まっており、子供から大人まで丸一日楽しむことができます。
決して大げさでなく心から素晴らしい施設であり、これはそのまま日本に持ってきて欲しい。超オススメ。「台湾に旅行で来てまで科学教育館?」と思われる方も多いでしょうが、一度騙されたと思って遊びに行ってみてください。少なくとも「故宮博物院」の100倍楽しいです。
ところで、コロナ禍を完全に脱したのにも関わらず、アジア人以外の旅行者は全然見かけませんね。日本の主要な観光地は外国人だらけだというのに、この差は何なのでしょうか。日本は観光資源に恵まれており、円安トレンドを抜きにしてもインバウンドビジネスは引き続き儲かるなあと確信した滞在でした。


<ホテル>
■Hotel Éclat Taipei(ホテル エクラ、台北怡亨酒店)/大安
台北のお洒落エリア大安区にある「Hotel Éclat Taipei(ホテル エクラ、台北怡亨酒店)」。大安駅から歩いて7-8分ほどでありアクセス至便。「スモールラグジュアリーホテルズ(Small Luxury Hotels)」に所属するブティックホテルです。
いわゆる美術館ホテルであり、館内にはダリやアンディ・ウォーホルなどアート作品が所狭しと展示されています(以上、写真は公式ウェブサイトより)。

■Hyatt Place New Taipei City Xinzhuang(新北新荘凱悦嘉軒酒店)/新北
事情があって急遽延泊する必要が生じ、当日予約であったにも関わらず気前よくアップグレードしてくれました。もちろんチェックアウトは16時まで延長OK。これぞグローバリスト(ハイアットの最上級会員)の醍醐味。ハイアット大好きだ愛してる。


<飲食店>
 
細かな観光地の紹介は地球の歩き方に譲るとして、ここからは私がお邪魔した飲食店をご紹介。ミシュランに載るような、いわゆるファイン・ダイニングには一度も訪れておらず、予約が取れないなんてことのない、気楽なお店ばかりです。

■鼎泰豊(DIN TAI FUNG)/台北101
日本人にとって小籠包と言えば「鼎泰豊(ディンタイフォン)」でしょう。米「ニューヨーク・タイムズ」紙で「世界の10大レストラン」に選ばれ一躍知名度が上がり、東京「タカシマヤタイムズスクエア」に海外初出店。その後も国外のマーケットを次々と開拓し世界の人々を味覚的に制服。2010年には香港九龍新港店がミシュランガイドで1ツ星の評価を獲得しました。

■南港老張胡椒餅/士林夜市
士林夜市における胡椒餅では1、2の人気を争うお店。ちなみに「胡椒餅(こしょうもち)」とはスイーツ調のお餅ではなく、バリっと焼いたパンの中豚まんの餡が入っている、中華ハンバーガーのようなもの。日本では京都の「福丸」が有名です。

■福州世祖胡椒餅/士林夜市
こちらも人気の胡椒餅屋さん。先に比べると窯の数が少なく待ち時間は長い。また、先に比べると生地が分厚く食べ応えがあり、小食な方はこれ1つで満腹になる破壊力があります。

■燒烤杏鮑菇/士林夜市
ここ数年で頭角を現してきた焼きエリンギ屋台。かなりの行列を誇るのですが、エリンギはエリンギであり、今あなたが想像している味と大差ありません。決して不味くはないですが、旅行中の貴重な時間を割いてまで食べるほどでもないかなと私は思いました。

■好朋友涼面/士林夜市
ミシュランにビブグルマンとして掲載された人気の麺屋。ゴマダレ風味の冷やし中華といった風情なのですが、麺がグダグダで私の口には合いませんでした。当店に限らず台湾の麺類はコシという概念が存在せずいずれもフニャフニャなので、好みが分かれるところでしょう。

■Craft Young Beer House/士林夜市
士林夜市で歩き疲れた際は空調の効いた当店へ。台湾のものを中心に多種多様なクラフトビールが勢ぞろい。値段は東京で飲むのと大差ありませんが、夜市散策の火照った身体を冷やすに最適のお店です。

■台北成功市場/大安
「Hotel Éclat Taipei(ホテル エクラ、台北怡亨酒店)」の朝食がパっとしなかったので、2日目は思い切って近所の市場にお邪魔します。週末の朝だというのにフードコート(?)は物凄まじい熱気です。
台湾風のおこわにローストダック、青菜の炒め物を購入。いずれも1パック300-400円ほど。飲食スペースは用意されているので、すぐにその場で食べることができます。それぞれが専門店での購入であるため味は確か。中華圏は食文化が本当に豊かです。


■Soft Drink Bar TTI (昇興食品坊)/台北地下街
台湾最大の迷宮「台北地下街」で一番のジュース屋。地下街を歩いていると30人に1人は当店のカップを持っています(私調べ)。フレッシュジュースやミルクを加えたもの、氷を砕いてスムージーにしたものなどより取り見取り。個人的にはマンゴーミルクがイチオシです。

■點點心台灣 新莊宏匯店 (DIM DIM SUM Xinzhuang Honhui Plaza Branch)/新北
香港系の点心レストランであり、台湾を含めアジア一円に展開しているのですが不思議と日本には上陸していません。以上を2人でシェアしてひとりあたり2千円ほど。日本で同程度の点心を楽しむことを考えれば大変にお値打ち。「添好運(Tim Ho Wan)」も東京に進出して成功を収めているので、当店が日本にやって来る日も近いでしょう。賭けてもいい。

■小南門(Xiao Nan Men)/桃園機場
桃園空港第2ターミナル地下フードコートにある「小南門(Xiao Nan Men)」。台北駅の微風廣場にもあり、旅行者であれば見覚えがある方も多いでしょう。桃園空港は意外に台湾台湾したレストランが無いので、出国前ラスト台湾メシに是非どうぞ。第1ターミナルからも無料の電車(?)で繋がっているので利用可能です。

■COMEBUYTEA/桃園機場
お茶のスタバ的な存在で世界に展開する「COMEBUYTEA」。日本でも進出していましたが運悪くコロナと重なりすぐに閉店。今でも台湾では元気に営業していますので、昔話のタネにどうぞ。

■illy café Espressomente/桃園機場 
桃園空港の制限エリア内にあるillyのカフェ。プライオリティパス保有者はお食事セットが無料で提供されるのですが、ご覧の通りの味わいです。ここ10年で食べたパスタで最も不味かったかもしれません。プライオリティパスで楽しめるお店は他にもいくつかあるので、つまりそういうことです。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。