滬江大飯店(Wu Kong Shanghai Restaurant)/尖沙咀(香港)

お目当ての麺料理屋が閉まっておりランチ難民。そういえば数年前に上海ガニを食べた「滬江大飯店(Wu Kong Shanghai Restaurant)」が近くにあったと思い出し、予約ナシで訪れることに。
ヘンテコな時間に訪れたので店内はガラガラですが、普段は予約必須の人気店だそうです。JCBと提携しておりJCBカードで支払えば10%オフになる(最新情報はご自身で確認を)ので日本人客が多めですが、それでも地元のゲストが大半を占めます。
前回お邪魔した際は支配人的なオッチャンが「ビール?ビールだよな?」と素敵な押し売りを披露してくれましたが、この日は「お茶でいいか?ジャスミンティーだけど」と微妙な変化球。もしかすると酒など既に飲まないヘルシーな漢に見えてしまったのかもしれません。
お通し(?)に出てくる豆。独特のスパイス使いで結構美味しい。後続のチャーハンと併せて食べたりして、食感にリズムを与えます。
一番人気的に書かれていたハトなのですが、うーん、あんまり美味しくありません。フランス料理愛好家として私は鳩を日本人にしてはかなり食べるほうなのですが、私の知る鳩味とはかけ離れたものでした。ワインソースとの表記がありましたが、これは紹興酒だろうという意見もある。
四季豆と挽肉の炒め物。四季豆とは四捨五入するとインゲンなのですが、日本のインゲンに比べると深みがあって後を引く美味しさです。香港に来た際は積極的に注文することにしている料理のひとつです。
ご飯ものとして炒飯もお願いしたのですが、これがゴハン1合オーバーサイズでビジュアルだけでギブアップ。なるほどこれ1皿で2千円を超える理由がよくわかりました。味は不味くはありませんが実に普通であり、これなら白金高輪の「聚寳園(しゅうほうえん)」のほうが私は好き。
以上を食べて8千円。物価高や為替のタイミングもありますが、それにしても高杉です。以前訪れた際は上海ガニのコースをリーズナブルに楽しめたのですが、いわゆる中国料理としては香港において凡百の店に感じました。

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