武蔵小山の再開発により不動前へと移転した「キャトルアブリール(Quatre Avril)」。トゥールーズ出身のシェフが切り盛りするカジュアルなビストロです。駅から近くスーパーオオゼキの並びです。
カウンター4席にテーブル席が10席ほどの小さなお店。酒が安く、ボトルワインの最多価格帯は4千円前後です。料理はアラカルトでも注文できるのですが、欠品中のものも多く、結局コースに近い形に着地しました。
パテ。肉そのものに若干の雑味が感じられ不安になります。付け合わせのサラダはボリュームがあり私嬉しい。本日のサラダは殆どが大根であり、先のパテの付け合わせのほうがサラダらしかったかもしれません。というかパテのひと皿と方向性が丸被りである。
本日の魚料理はクスクス。厚切りのブリがドーンと放り込まれておりドッシリとした食感。野菜もゴロゴロと放り込まれており、魚料理としては相当に食べ甲斐があります。
こちらクスクスの部。日本人が日本で普通に暮らしているのであれば中々にアクセスできない料理。炭水化物だし、粒感あるし、スープを吸った感じは雑炊にも似ているので、日本でもっと流行っても良いと思うのだけれど。
もう少し食べようということで、鴨胸肉のロースト。これがとんでもないボリュームであり、肉だけでなく野菜もたっぷりでもう満腹。赤ワインがいくらあっても足りません。
以上を食べ、ひとり1本ペースで飲んでお会計はひとりあたり1万円。フランス料理を気軽に腹いっぱい食べてこの支払金額はリーズナブル。コースは3千円台から用意されており、ランチのセットは1,600円です。日常に溶け込むカジュアルなフランス料理。次回はランチにお邪魔したいと思います。
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