お粥や麺が人気の「羅富記粥麺專家(Law Fu Kee Noodle Shop)」。この日は中環駅から歩いて7-8分の店舗を利用しましたが、他にもいくつか店舗があるようです。
よくある香港の食堂といった風情の店内。どのテーブルにも「4人用の席」みたいな注意書きがあったのですが、店のオバチャンは意に介さずそのテーブルに通してくれたので、そのあたりアバウトなようです。
「美味餃子店」のような超ローカル店と違って、メニューには英語も併記されています。何なら写真まで載っているページもある。お粥と野菜の炒め物を注文。合わせて70HKDです。この日訪れたレート換算で1,300円ほどであり、私の中の固定レートは1HKD=15円なので、気持ちとしては実質1,000円です。
野菜も摂ろうと盲目的に注文したのですが、とんでもない量でやって来ました。野菜そのものは悪くないのですが、オイスターソース(?)がバリバリに人工的な味わいで途中で飽きがきます。
豚肉と魚のコラボお粥。丼いっぱいヒッタヒタになってやって来ますが、液体の割合が多く炭水化物の量はそれなりであり、見た目よりもスイスイと食べ進めることができます。
お肉はとっても柔らかく滑らかな口当たりで優しい味わいです。お魚はホロホロと崩れてお粥に溶け込んでいき、全体としてお粥の複雑味が増していきます。
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豚肉と魚のコラボお粥。丼いっぱいヒッタヒタになってやって来ますが、液体の割合が多く炭水化物の量はそれなりであり、見た目よりもスイスイと食べ進めることができます。
お肉はとっても柔らかく滑らかな口当たりで優しい味わいです。お魚はホロホロと崩れてお粥に溶け込んでいき、全体としてお粥の複雑味が増していきます。
卓上には調味料がたくさん用意されているので、色々と味変するのも良いでしょう。近くのオッチャンは麺類を旨そうに頬張っており、なるほど「粥麺專家」なので次回は麺も試してみよう。
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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
- チャイナハウス龍口酒家(ロンコウチュウチャ)/幡ケ谷 ←東京の10,000円以下の中華だとダントツ好き
- 中華銘菜?陽(センヨウ)/東高円寺 ←率直に美味しくアラカルト可なのが嬉しい
- サエキ飯店/目黒 ←切れ味抜群
- ShinoiS(シノワ)/白金台 ←めちゃ美味しいんだけれど高いんだよなあ
- 4000 Chinese Restaurant/西麻布 ←王道中の王道の中華料理ですげえ旨い
- センス(Sense)/日本橋 ←あれだけ香港に通い詰めた結果、日本の飲茶が一番とは実に複雑な心境
- 南方中華料理 南三(みなみ)/四ツ谷 ←素晴らしい、何も言うことは無い
- 蓮香(レンシャン)/白金高輪 ←日本人が一般に想像する中華料理のイメージを打破する多彩な魅力
- 中華バル 池湖(いけこ)/渋谷 ←度を越した費用対効果
- 飄香/麻布十番 ←十番のランチではトップクラス
- 紫玉蘭/麻布十番 ←税込800円は神のなせる業
- VELROSIER (ベルロオジエ)/河原町(京都) ←フランス料理みたい
- 開化亭(かいかてい)/岐阜駅 ←過剰なものは何も無く、足りないものも何も無い
- Mott 32(卅二公館)/中環(香港) ←この中華料理はちょっと東京には無い
- Lung King Heen(龍景軒)/中環(香港) ←総合力という意味では香港における飲茶で私的ナンバーワン
本場志向で日本人の味覚に忖度しない中華料理が食べたいかた必読の書。東京の、中国人が中国人を相手にしている飲食店ばかりが取り上げられています。客に日本人は殆どいないのですが、コロナ禍で海外に行けない今、ある意味では海外旅行と同じ体験ができる裏技が盛りだくさん。