<日本出国からマレーシア入国、マラッカへ移動>
羽田からクアラルンプールへはマレーシア航空のレッドアイフライトが便利。羽田空港はそのハブさの割にめちゃんこイケてない空港で悪名高いのですが、近頃は最上級会員ですらチケットがエコノミーだと優先レーンを使わせないという暴挙に出始め、そのショボさは世界屈指と言えるかもしれません。
ところで先日、JALの国際線ファーストラウンジを利用した際に、そのあまりの滅茶苦茶な運用に対して真心を込めた苦情を申し伝えたのですが、その甲斐(?)あってか幾分マシなオペレーションとなっていた気がします。ただ空いていただけという説もある。このお魚料理おいちい。
東京を0時ぐらいに発って6時過ぎにKLに到着する便のため、あとはひたすら寝続けるのみ。機内サービスはペットボトルの水1本しか受け取っておらず、何だか勿体ない気もするし、最高の贅沢とも言えます。
東京を0時ぐらいに発って6時過ぎにKLに到着する便のため、あとはひたすら寝続けるのみ。機内サービスはペットボトルの水1本しか受け取っておらず、何だか勿体ない気もするし、最高の贅沢とも言えます。
到着後はすぐにGrabを立ち上げマラッカまでのドライバーを募るのですが、やはり片道100キロを超えるロングドライブには誰も付き合ってくれません。
数件軒断られてこれは無理だと諦め、エアポートタクシーの窓口へ。すると片道189リンギッツと悪くない固定料金であり、なあんだそれなら最初からこっちにすれば良かった。道中は高速道路をひたすらかっ飛ばすのですが、場面で電波が弱いのでご注意を。
<マラッカについて>
マラッカはマレー半島南部、クアラルンプールの南東にある世界遺産の町であり、マレーシア随一の観光地です。とは言え東南アジアに点在する、よくある地方の観光地であり、京都やパリのようにエキサイティングかというと全然そんなことはありません。私は1泊しましたが、それですら時間を持て余しました。KLに長期滞在する際に日帰りで行くぐらいでちょうど良く、旅行会社のオプショナルバスツアーなどで充分でしょう。
ところでマラッカは兎にも角にもフランシスコ・ザビエルですね。彼はマラッカを拠点に布教活動を進めた稀代のインフルエンサーであり、中国大陸への展開ツアーの途中に病死したのですが、死後しばらく経っても死体は活き活きとしていたそうで、そんなん信じられるか試しに右腕だけ切り取ってローマまで送れと教皇が求め(発想がグロ)、実際にそうしたところ(やるなよ)、ローマに届いた後でも鮮血が滴ったそうです(完全にホラー)。そしてちょうどその頃、マラッカのザビエル像(上の写真)に雷が落ち、右腕だけ砕け落ちるという怪現象が。。。<ホテル>
マラッカ随一の高級ホテル「The Majestic Malacca(ザ マジェスティック マラッカ ホテル、大華酒店)」に滞在しました。日本のガイドブックには大抵掲載されている有名ホテルであり、マラッカの中心地・オランダ広場から歩いて15分ほどの場所にあります。宿泊費は時期にも拠りますが凡そ2-3万円程度であり、これだけの空間と朝食を楽しむことができることを考えれば費用対効果は良いと言えるでしょう。詳細は別記事にて。
<飲食店>
細かな観光地の紹介は地球の歩き方に譲るとして、ここからは私がお邪魔した飲食店をご紹介。いわゆるファイン・ダイニングには一度も訪れておらず、予約が要らない気楽なお店ばかりです。
ちなみに、マラッカの飲食店は食事を摂る店と酒を飲む店で明確に分かれており、料理を楽しみながら酒を合わせるという文化はあまり無いようです。アルコールはマラッカ川沿いのバーで楽しみましょう。なお、マスクをしている人は殆どおらず、同時期の東京よりもフリーダムな雰囲気でした。
■Calanthe Art Cafe
マラッカの中心地、オランダ広場から歩いて5分ほどの場所にある「Calanthe Art Cafe(カランセ アート カフェ)」。マレーシア13州のコーヒーすべてを楽しむことができるカフェレストランです。
コーヒーそのものの味わいはカスタマイズが下手っぴだったのか、私の口には合いませんでした。他方、ラクサは安定して美味。お店の雰囲気も面白いし、名物のコーヒーとラクサを一度に楽しめるという意味で、観光客にとっては使えるお店です。詳細は別記事にて。
■Asam Pedas Claypot Restoran Kota Laksamana
マラッカの名物料理のひとつである「Asam Pedas(アッサムプダス)」。唐辛子やスパイスを多用するマレー料理であり、マラッカの町中に専門店が星の数ほどあります。今回はその中でも地元民からの根強い人気を誇る「Asam Pedas Claypot Restoran Kota Laksamana」へお邪魔しました。
マレー料理とはつまりはこうであったか、といった気づきがあること間違いなし。オランダ広場(観光の中心地)からもそう遠くないので、マラッカを訪れた際には是非どうぞ。詳細は別記事にて。
■Jonker Chicken Rice Ball
マラッカ名物「チキンライスボール」の人気店「Jonker Chicken Rice Ball」。店名の通りマラッカ随一のジョンカーストリートすぐ近くにあり、観光客にとってアクセス抜群です。それにしても私の口には全く合わなかった。「名物に旨いものなし」という格言が身に沁みたディナーでした。詳細は別記事にて。<おまけ>
用事があってクアラルンプールのバンサー(Bangsar)という街にも1泊しました。現地の富裕層や欧米の駐在員が多く住む高級住宅街であり、マレーシア在住のGACKT様もこのあたりによく出没するそうです。
■Alila Bangsar Kuala Lumpur(アリラ バンサー クアラルンプール)
バンサー(Bangsar)駅すぐ近くにあるハイアット系のホテル。フルサービスのホテルというよりはサービスアパートメントというような位置づけなのか、サービスは簡素ながら部屋の広さは充分で設備も充実しつつ、そんなに高くありません。旅慣れた方が中長期に滞在する際に活用できそう。詳細は別記事にて。■Entier French Dining
上記のホテル「Alila Bangsar」のメインダイニング。ヨーロッパで長く腕を振るった日本人のMasashi Horiuchiシェフが統べるフランス料理店。とは言え雰囲気は至ってカジュアルで、若い女の子たちがお祝いごとで訪れインスタ大会テーブル多数。我々も予約ナシに訪れましたがスっとご案内頂けました。詳細は別記事にて。■世界一静かなスタバ
「世界一静かなスタバ」として耳目を集めたクアラルンプールのBangsarVillageII店。聴覚障害者が多く働くスターバックスであり、なるほど軒先の看板にハンドサインでSTARBUCKS表記があります。詳細は別記事にて。■Malaysia Airlines Regional Golden Lounge KLIA
■Malaysia Airlines Golden Lounge KLIA Satellite FIRST CLASS
帰国の際はマレーシア航空のファーストクラスラウンジへ立ち寄りました。私はJALのダイヤモンドメンバーであるため、ワンワールドで提携している当ラウンジも利用できます。今回は半年ぶりにお邪魔しましたが、相変わらず食事はショボく、あろうことかシャンパーニュは廃止されビジネスクラスラウンジでも利用されているの安物スパークリングワインに格下げされていました。羽田のJAL国際線ファーストクラスラウンジで注文した和御膳。日本が誤解されそう。 pic.twitter.com/rPEE1NNnX2
— タケマシュラン (@takemachelin) March 18, 2023
ここのところJALのファーストクラスラウンジがどんどん貧乏臭くなっていっていると感じているのですが、どうやら他所のエアラインも似たり寄ったりですね。航空会社は純然たる移動に特化し、付帯サービスは省略する方向へと舵を切ったのかもしれません。それはそれで哲学として正しい。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。