「Grand Hyatt Bali(グランドハイアット バリ)」のエグゼクティブラウンジにあたる「Grand Club Lounge」。どデカい敷地で迷子になるリゾートですが、「East village」という、クラブアクセス権のあるお部屋が集まったエリアの根本に位置します。
ワオ!なんて素敵な空間!外国人がイメージするバリの建物そのまんまであり、ただ屋根があるだけなのですが不思議と人を惹きつける魅力があります。ハイアットリージェンシーバリのクラブラウンジにも方向性が近いかもしれません。これまでお邪魔したハイアットの中でもダントツに広い敷地を誇るクラブラウンジであり、「静かな人たち向けのエリア」とそうでないエリアが明確に区分されているのが素晴らしい。カクテルタイムは子供NGのクラブラウンジは意外に多いので、子連れにとっても魅力的な仕組みです。
飲み物はセルフサービスではなくオーダー方式で、スタッフが積極的にジャンジャン注文を取りに来てくれます。また、インドネシアはワインなど舶来品の酒類の関税が死ぬほど高いのですが、当館はインドネシア産のワインを採用しているのか泡でも白でも赤でも気前よく提供してくれます。
カクテルタイムのツマミはスナック類に野菜スティック、チーズ、シーザーサラダに始まり、、、
薩摩揚げ(?)や野菜のかき揚げ(?)、冷奴(?)に鶏肉のパイ包み焼きなど、かなり充実しています。「?」が付いた料理は私が勝手にそう思い込んだものであり、もしかすると地元では別の料理名があるかもしれません。
その他、なぜかケサディア(トルティーヤ生地で作るメキシコ風ホットサンド)もその場で焼いてくれたりと取り留めのないラインナップですが、いずれも結構美味しくて、この日のディナーは当ラウンジで済ましてしまいました。
私はグローバリスト(ハイアットの最上級会員)なので、朝食はどのレストランで食べても無料なのですが、けっきょく当ラウンジで食べることが空間設計や客層含めて一番満足度が高い気がします。
もちろん「Garden Café」のようなレストランに比べると食事のラインナップには限りはありますが、料理の質そのものはラウンジのほうが高かった気がします。特に肉類。
私のように、どのホテルにお邪魔しても朝食はサラダとシャルキュトリと卵料理を楽しむタイプのゲストは無理に混雑したレストランに行かず、ラウンジで済ましてしまうほうが精神衛生上良いでしょう。いずれにせよ、魅力的なラウンジでした。もちろん東京や福岡のグランドハイアットのように酒類が充実しているわけではありませんが、広々とした空間やクワイエットゾーンの設置、常に穏やかな笑みを湛えたスタッフなど、都心のホテルが見習うべき点は非常に多い。当館に滞在する際は、是非ともクラブラウンジへのアクセス権が付帯したプランで予約を入れましょう。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。