目黒は権之助坂の中腹にオープンした「レ ジュ ドゥ ベベ(les joues de BéBé)」。「ピッツェリア&トラットリア ゴンゾ(Pizzeria&Trattoria GONZO)」や「大衆ビストロジル」、「酒場シナトラ」などを手掛ける株式会社ジリオンの経営です。店名はフランス語で「赤ちゃんのほっぺ」の意。
ブーランジェリーとの記載もあり、パン屋とカフェとビストロのあいの子のようなお店です。パンだけ買って帰る人、お茶だけ楽しむ人、ガッツリ食事をとる人と使途は様々。なお、店内奥は「大衆ビストロジル」と繋がっており、飲み会の喧騒が伝わって来て賑やかです。
この手の飲食店としてはアルコールも豊富。私はこのIPAを頂いたのですが、酒屋で買って500円程度のものを880円で出すのは良心的。もちろんグラスワインも豊富に用意されています。
「鮮魚のマリネとセルバチコのサラダ」を注文するのですが、これはパっとしませんねえ。800円とそこそこの値段を取る割に量は少なく魚の質もイマイチです。
「鮮魚のマリネとセルバチコのサラダ」を注文するのですが、これはパっとしませんねえ。800円とそこそこの値段を取る割に量は少なく魚の質もイマイチです。
こちらは「牛はらみ&熟成豚のミートプレート」。1,900円です。お肉ガッツリ野菜もたっぷり、副菜も整っており、先のサラダに比べると随分とお値打ちに感じました。ヘタな洋風居酒屋で飲み食いすることを考えれば余程豊かです。
自慢のパンも2コ付きます。この日のパンはカボチャと全粒粉の2種であり、客単価数万円のフレンチレストランで出されるものに遜色ない味わい。添えられたホイップバターをたっぷりつけて至福のひととき。
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自慢のパンも2コ付きます。この日のパンはカボチャと全粒粉の2種であり、客単価数万円のフレンチレストランで出されるものに遜色ない味わい。添えられたホイップバターをたっぷりつけて至福のひととき。
以上を食べ、ビールを1本飲んでお会計は3,500円ほど。単品メニューのサラダはパっとしませんでしたが、セットのプレートはお買い得であり、それだけ食べれば2千円でお釣りが来るとはかなりの企業努力でしょう。
朝や昼にはそれぞれのセットメニューが用意されており楽しみ方は無限大。日常に溶け込む使い勝手の良いお店でした。
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目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
- サエキ飯店 ←食堂系中華の最高峰。
- レストランユニック(restaurant unique) ←ジビエが自慢。
- クロデグルメ(Clos Des Gourmets) ←1万円でお釣りが来るミラクルなフランス料理店
- 立飲ビストロシン サンテ(SHIN Sante) ←普段使いの最高峰。
- 手づかみDining 東京ハンズ(Tokyo Hands) ←大好きだ愛してる。
- リナシメント(RINASCIMENTO) ←前菜の盛合せ。ぐわー!なんだこりゃ!
- 和創作 太(わそうさく た) ←これをお買い得と言わずして何と呼べば良いのでしょうか。
- 鳥しき ←焼鳥界のレジェンド。
- LAND(ランド) ←目黒のカレーはコチラでキマリ。
- 薬膳スープカレーシャナイア(Shania) ←でもスープカレーならこっち。
- 支那ソバ かづ屋 ←下手な中華料理屋に行くよりも余程上質。ワンタンメンはマスト。
- 鶏そば きび ←まるで上質な水炊き屋のような味わい。
- とんき ←80年の歴史は伊達じゃない。
- タイ料理 みもっと ←ここはガチでやばたにえん。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。