マラッカ名物「チキンライスボール」の人気店「Jonker Chicken Rice Ball」。店名の通りマラッカ随一のジョンカーストリートすぐ近くにあり、観光客にとってアクセス抜群です。
アクセス抜群というよりも、観光客しかいません。日中は場面で行列するのですが(チキンライスボールはランチタイムが主戦場)、日が落ち始めた頃にお邪魔するとすんなり入店できました。
チキンの部はスチームとローストの2種類が用意されており、今回はそのミックスを注文。話題のライスボールは1ピース単位で注文することができ、値段も数十円だった気がします。その他、いわゆる中華風の料理も多数取り揃えられており、せっかくなので海老をどないかしたものを注文。
ライスボールを取り分けフォークやスプーンでグイグイと潰し、チキンをトッピングして食べるのがマラッカ流で、これが全然美味しくない。ライスボールは作り置きで粉っぽくバサバサとした食感。米食を極めた日本人にとっては耐え難い味覚です。
チキンは蒸し・ロースト共に美味しいですね。タレも濃厚で後を引く味わいであり、ビールが欲しくなります。が、当店はアルコールを置いていないのでミネラルウォーターでお茶を濁さなければならないのが残念。
ライスボールも酷いですがこの海老料理も酷い。私は私よりも海老好きな人を見たことがないくらい海老が好きで、殆どの海老料理に対して寛容な姿勢で臨むのですが(カップ麺の海老ですら好き)、当店のクオリティは全く認められませんでした。以上を食べて1,500円ほど。ド観光地で名物料理を楽しんでの支払い金額としては悪くありませんが、それにしても私の口には全く合わなかった。「名物に旨いものなし」という格言が身に沁みたディナーでした。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。