名古屋における鰻の卸売業の老舗「中庄商店」が手掛ける鰻料理専門店「うなぎ四代目 菊川」。愛知を中心に日本各地の商業施設に入居するチェーン店であり、2022年末には恵比寿ガーデンプレイスタワーの38Fレストランフロアに進出しました。
鰻屋はアジのある古民家風の店舗が多いですが、当店は超高層ビルにあり内装も和モダンでスタイリッシュ。接客も大変丁寧で、今まで訪れた鰻料理店で最も素晴らしいホスピタリティを感じました。
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
恵比寿を中心に話題店が整理されています。Kindle Unlimitedだと無料で読める。それにしては圧倒的な情報量。スマホやタブレットに忍ばせておくと出先で役立ちます。
私は看板料理の「蒲焼き 一本重」を注文。その名の通り鰻の蒲焼が丸々入った鰻重であり、小鉢に肝吸、漬物が付いて5,180円。お得なランチセットなどは無く、いつ行っても同じモノが同じ値段です。それはそれで納得感がある。
肝入りの肝吸いも付帯します。鰻屋は店によって肝吸いが別料金だったり、付いていても肝が入っていなかったりする場合がありますが、当店はフルラインナップでの提供でした。
小鉢は不味くはありませんが美味しくもありません。小鉢って書いたから何か出さにゃならんだろうという消化試合感を感じるひと皿です。
真打登場、蒲焼き一本重です。蒲焼はいわゆる関西風の地焼きスタイルであり、いっさい蒸さずに焼魚状態で頂きます。皮はバリっと香ばしく、身からはムッチムチの弾力を感じます。脂もたっぷりのっているのですが、激しく炙られているからかクドくは感じません。
全国展開する妙にウェブサイトが整ったチェーンということで斜に構えてお邪魔しましたが、普通に、いやかなり旨いです。5,180円という価格設定は絶対値としては大きいですが、鰻そのものは約300gというビッグサイズであり、「野田岩」などの老舗に比べると割安に感じます。
また、焼きについても大変丁寧に調理されており、成田あたりの行列店に比べるときちんと鰻に向き合っている気がします。接客の丁寧さについては既に述べた通りです。
加えて、卓上には鰻のタレに2種の山椒が用意されており、ライスの大盛無料という気前の良さも相俟って、ごはんにタレ濃いめジャブジャブかけて必ず満腹感を得ることができるでしょう。
「う晴(うはる)」のような予約困難店とはコンセプトがまるで異なりますが、行列することなくいつでもサっと、そこそこ上質な鰻料理を楽しむことができるということで使い勝手良し。成田や名古屋の雑な鰻屋よりも全然レベルが高いので、チェーン店だと毛嫌いすることなく一度お試しあれ。
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
- マッシュルーム(MUSHROOM) ←3皿取ってデザートやお茶までついて3,500円ってむっちゃ安くない?
- アリゴトゥール(Aligoteur Que du bonheur) ←美味しいを突き詰める旨いもの屋。
- 筑紫樓(つくしろう) ←ランチタイムは社会貢献活動かもしれませんが、それにしてもお得である。
- 鍈輝(えいき) ←コロナ・テイクアウトグルメグランプリ優勝店。
- クンビラ(KHUMBILA) ←スパイスのオーケストラともいうべき複雑な味わいが五感に押し寄せる。
- ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア(BRACERIA DELIZIOSO ITALIA) ←ランチの信じがたい費用対効果。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト) ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- ガストロノミー ジョエル ロブション ←やはり最強。季節ごとにお邪魔したい。
- チャイニーズダイニング方哉(まさや) ←ランチの千円担々麺が絶品。
- 晩酌屋おじんじょ ←恵比寿で居酒屋ならコチラ。
- 蕎麦懐石 義(ぎ) ←飲み物付きランチコース4千円がほんとうにすばらしい。
- えびすの安兵衛 ←超行列店。高知名物「屋台餃子」を恵比寿の地で!