日航からリブランドオープンした「ヒルトン東京お台場(Hilton Tokyo Odaiba)」。ゆりかもめ台場駅直結で、羽田からリムジンバスで20分と隠れ便利なロケーション。台場の最前線に位置しており、自由の女神のすぐ目の前です。
全453室の中規模クラスのホテルではありますが、ロビーがドーンと広く開放感があります。宴会での利用が多いためか車寄せなども上手く配置されており、使い勝手の良いホテルです。
我々はヒルトンのダイヤモンド会員であるため、3階のエグゼクティブラウンジでチェックイン(以上、写真は公式ウェブサイトより)。3階とは言え海に面しているので眺望は大変素晴らしく、いま皆さんが思い浮かべる台場の風景そのまんまです。この部屋から東京タワーが永遠に見える。
お部屋はレインボーブリッジど真ん前の「スーペリアデラックスルーム」へとご案内頂けました。広さは40平米で、2人で過ごすには充分な広さです。
テレビは最新式ではなくキャストなどはできません。ネットが下りで20Mbps程度と遅く、動画でも流されてしまうとかなわないという意味なのでしょう。今となっては珍しいDVDプレーヤーがあるのが象徴的です。エグゼクティブラウンジと同様に眺望は大変素晴らしく、いま皆さんが思い浮かべる台場の風景そのまんまです。この部屋からレインボーブリッジが永遠に見える。
冷蔵庫は空っぽのビジネスホテルスタイル。また、コーヒーがインスタントのもので、最近の本丸の「ヒルトン(Hilton)」ブランドは一体どうしちゃったんでしょう。セカンドラインの「ダブルツリー by ヒルトン(DoubleTree by Hilton)」のほうが余程装備が良いです。
クローゼットや引き出しは古臭く、他の部屋のバタンバタン閉める音がうるさい。そう、当館は「ヒルトン東京(Hilton Tokyo)」と同じく足音やら扉を閉める音やら、何かと生活音が響くホテルです。
お風呂は広くバスタブもきちんとあります。しかしながらアメニティ類は非常に簡素であり、信じがたいことにシャンプーなどはディスペンサー方式でした。東横インと変わらない仕様です。
気を取り直して当館5階アクアシティ側にある「庵スパ TOKYO」へ。宿泊客であっても利用料を徴収するエクスクルーシブな施設ですが、ダイヤモンド会員であれば滞在中は無料で何度でも利用することができます。
フィットネスセンターにつき、400室を超えるホテルとしては設備はやや不十分。それでも海を望むことができ、スパも含めて日本屈指の眺望の良さと言えるでしょう。なお、スパやフィットネスセンターは撮影NGなので、公式ウェブサイトより画像を引用しています。
酒のラインナップはショボイですが、ラウンジとしては珍しく生ビールサーバーもあり、缶の場合はサントリーの「東京クラフト」が用意されていたりと絶妙な拘りが感じられました。きっとラウンジの責任者はビール好きなのでしょう。
ツマミはカクテルタイムのものとしては悪くないラインナップです。妙にテリーヌ系の料理が多く、思いのほか手が込んでいました。
一番人気は手巻き寿司。具材はハムやシーチキン、アボカドなどアメリカ流に魔改造されていましたが、イクラも用意されているのは素直に嬉しい。
日が暮れ暑さも和らいだ頃にお散歩に出かけるのですが、これがなかなか良いものですな。お台場ってオワコンの代名詞のような存在で、私の友人知人が遊びに行ったという話は殆ど聞かなくなりましたが、かなり外国人観光客に振り切った戦略を徹底しており実際のところは大賑わい。しぶとく逞しく生き抜いていました。
お台場は羽田からバスやタクシーで20分で着くことができ、車であれば都心の観光地に出るに思いのほか便利。高速の出入り口が近く車寄せも充実しているので、車移動が前提のゲストであれば、当館は意外に使えるホテルかもしれません。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。