恵比寿で30年以上の歴史を誇る老舗居酒屋「吉柳(きりゅう)」。日比谷線の出口を出てすぐのアーケード内、「白いカレーうどん」で名を馳せた「初代(しょだい)」のすぐ近くです。食べログでは百名店に選出されています。
店内は昔ながらの居酒屋といった風情であり、カウンター席と小上がりがあってトータルで20席ほど。屋台から始まったお店だそうで、「MILK」というクラブが恵比寿にあった頃にはその客とスタッフのたまり場のように利用されていたそうです。
酒は安くビッグサイズで注文すればするほど割安感が増していきます。私はグラスワインの一番大きなサイズを800円で注文したのですが、ビールを飲むようなグラスでやってきました。
「ほうれん草とベーコンエッグサラダ」を注文すると、信じがたいボリュームで登場しました。飲み屋でのひと皿という意味では3-4人前はあるでしょう。「クリスプ サラダ ワークス(CRISP SALAD WORKS)」よりも食べ応えがあり、それでいて千円ポッキリと抜群の費用対効果を誇ります。
「ほうれん草とベーコンエッグサラダ」を注文すると、信じがたいボリュームで登場しました。飲み屋でのひと皿という意味では3-4人前はあるでしょう。「クリスプ サラダ ワークス(CRISP SALAD WORKS)」よりも食べ応えがあり、それでいて千円ポッキリと抜群の費用対効果を誇ります。
スペシャリテのスープカレー。かつてネパール人アルバイトがいて明け方に〆のカレーを作って皆にふるまったことがきっかけとなり、「恵比寿での夜遊びの後は吉柳でカレー」のような文化が出来上がったそうです。ちなみに昔は24時間営業だったそうです。
具材は盛りだくさんで、たっぷりのお野菜に山ほどのアサリ。中にはスパイシーなチキンも埋め込まれています。ちなみに当店は沖縄にゆかりがあるのか沖縄料理の用意も多く、ゆで卵の上に置かれたシーサーのカマボコ(?)のトッピングが可愛らしい。
スープは動植物双方の旨味が感じられ、また魚介類のエキスもたっぷり含まれています。加えてスパイスの風味も強く感じられ、率直に旨いスープカレーです。
ライスもかなりのボリュームで、先のスープカレーと合わせて食べればそれだけでもう満腹。専門店のそれを量がするサイズ感。これで1,200円というのは大そうお値打ちです。デザートのサービスでシャーベット(?)。滑らかな舌触りと心地よい冷ややかさで、スープカレーのスパイスでホットに盛り上がったバディをチルアウトしてくれますメーン。
以上を食べてキッチリ3千円。それぞれのボリュームを考えればリーズナブルであり、その気軽さからまた訪れたくなる居酒屋です。「いま何してるー?」「ヒマしてる」「飲みいこかー」「それじゃ吉柳でー」的な使い方がピッタリのお店です。また来よう。
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
- マッシュルーム(MUSHROOM) ←3皿取ってデザートやお茶までついて3,500円ってむっちゃ安くない?
- アリゴトゥール(Aligoteur Que du bonheur) ←美味しいを突き詰める旨いもの屋。
- 筑紫樓(つくしろう) ←ランチタイムは社会貢献活動かもしれませんが、それにしてもお得である。
- 鍈輝(えいき) ←コロナ・テイクアウトグルメグランプリ優勝店。
- クンビラ(KHUMBILA) ←スパイスのオーケストラともいうべき複雑な味わいが五感に押し寄せる。
- ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア(BRACERIA DELIZIOSO ITALIA) ←ランチの信じがたい費用対効果。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト) ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- ガストロノミー ジョエル ロブション ←やはり最強。季節ごとにお邪魔したい。
- チャイニーズダイニング方哉(まさや) ←ランチの千円担々麺が絶品。
- 晩酌屋おじんじょ ←恵比寿で居酒屋ならコチラ。
- 蕎麦懐石 義(ぎ) ←飲み物付きランチコース4千円がほんとうにすばらしい。
- えびすの安兵衛 ←超行列店。高知名物「屋台餃子」を恵比寿の地で!