目黒駅前のビル地下1階から権之助坂の中腹に移転した「大衆ビストロ ジル(JILL)」。「ピッツェリア&トラットリア ゴンゾ(Pizzeria&Trattoria GONZO)」や「酒場シナトラ」などを手掛ける株式会社ジリオンの経営です。
平日夜の早い時間にお邪魔したにも関わらず、19時には完全に満席。必ず予約をして訪れましょう。店員のみんなたちは感じよくて仲が良さそう。スタバを居酒屋にしたような雰囲気であり素敵な職場です。なお、パンを主軸に置いたカジュアルなビストロ「レ ジュ ドゥ ベベ(les joues de BéBé)」とも厨房の奥で繋がっているようです。
アルコールの値付けが控えめで、しかもたっぷり注いでくれます。誰かは知らんが当店の社長とは仲良くなれる気がする。なお、ビールやサワーなどの軽いお酒も充実しており、西洋風居酒屋としての利用でも楽しめるでしょう。旬の食材を大切にしているようで、「旬」マークのついた料理をメニューからピックアップしていきます。こちらは「炙り鰯と水茄子、インゲンのサラダ」。新鮮で瑞々しいたっぷりの野菜に、コッテリと脂を湛えたイワシをトッピング。何から何までジューシーで素晴らしいサラダでした。
「牡蠣とトロ茄子のアヒージョ」も、でっぷりと太った牡蠣がゴロゴロと入っており気前の良いひと皿です。牡蠣特有の複雑な旨味が白ワインに良く合う。
こちらはスペシャリテの「JILLの焼きパテカン」。いわゆるパテドカンパーニュを焼いた料理であり、ハンバーグのような口当たりで面白い。
「牛ハツのソテー」はクニクニと弾力のある食感を楽しみつつ、鉄分つよつよの風味を楽しみます。ソースには味噌を用いており、力強い肉の味覚に良く合います。なお、こちらの料理はソテーですが、かなりしっかりとしたチャコールオーブンが厨房にあったので、気合を入れた肉料理を楽しむのも良いでしょう。
「牡蠣とトロ茄子のアヒージョ」も、でっぷりと太った牡蠣がゴロゴロと入っており気前の良いひと皿です。牡蠣特有の複雑な旨味が白ワインに良く合う。
こちらはスペシャリテの「JILLの焼きパテカン」。いわゆるパテドカンパーニュを焼いた料理であり、ハンバーグのような口当たりで面白い。
「牛ハツのソテー」はクニクニと弾力のある食感を楽しみつつ、鉄分つよつよの風味を楽しみます。ソースには味噌を用いており、力強い肉の味覚に良く合います。なお、こちらの料理はソテーですが、かなりしっかりとしたチャコールオーブンが厨房にあったので、気合を入れた肉料理を楽しむのも良いでしょう。
〆の炭水化物として「炙り水タコと新生姜のストウブ飯」を注文しました。旬の水タコが辺り一面に敷き詰められており心が洗われます。すたちバターをたっぷりと混ぜ込んで何ともリッチな味わい。客単価5万円の日本料理店で出されたとしても喜んで食べるクオリティです。
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以上、飲んで食べてひとりあたり5-6千円といったところ。飲み屋として完璧な仕上がりであり、とっても万歳。「立飲ビストロシン サンテ(SHIN Sante)」に似た芸風ですが、当店のほうがゆったり座って飲み食いできる分、使い勝手は良いかもしれません。飲み放題が付いて5千円のプランもあるようなので、会社の飲み会などで利用しても良いでしょう。
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目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
- サエキ飯店 ←食堂系中華の最高峰。
- レストランユニック(restaurant unique) ←ジビエが自慢。
- クロデグルメ(Clos Des Gourmets) ←1万円でお釣りが来るミラクルなフランス料理店
- 立飲ビストロシン サンテ(SHIN Sante) ←普段使いの最高峰。
- 手づかみDining 東京ハンズ(Tokyo Hands) ←大好きだ愛してる。
- リナシメント(RINASCIMENTO) ←前菜の盛合せ。ぐわー!なんだこりゃ!
- 和創作 太(わそうさく た) ←これをお買い得と言わずして何と呼べば良いのでしょうか。
- 鳥しき ←焼鳥界のレジェンド。
- LAND(ランド) ←目黒のカレーはコチラでキマリ。
- 薬膳スープカレーシャナイア(Shania) ←でもスープカレーならこっち。
- 支那ソバ かづ屋 ←下手な中華料理屋に行くよりも余程上質。ワンタンメンはマスト。
- 鶏そば きび ←まるで上質な水炊き屋のような味わい。
- とんき ←80年の歴史は伊達じゃない。
- タイ料理 みもっと ←ここはガチでやばたにえん。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。