ダブルツリー by ヒルトン富山（DoubleTree by Hilton Toyama）

富山駅から徒歩3分の好立地に2023年1月に開業した「ダブルツリー by ヒルトン富山（DoubleTree by Hilton Toyama）」。株式会社池田ホテルマネジメントとヒルトンがタッグを組んでのヒルトンブランド北陸初進出です。客室数は約200で、100名まで収容可能な宴会場や会議室も用意されています。
私はダイヤモンド会員様なので、最安値で予約したにも関わらず最上階の「プレミアムルームツイン」にご案内頂きました。広さは26平米で、いわゆるビジネスホテル使いするには充分な広さです。
テレビは最新式の薄型大画面であり、各種アプリとの連携もお手の物。持参したFire Stick TVの出る幕はありませんでした。回線速度も充分です。
クローゼットはそれほど大きくはありませんが、まあ、このあたりで長期滞在するゲストも少ないでしょうから（失礼）、この程度で充分なのかもしれません。大浴場向けのタオルカゴセットが事前に用意されているのは気が利いています。
冷蔵庫は空っぽのビジネスホテルスタイル。コーヒーはネスプレッソで、この価格帯のホテルとしては気合が入っています。全客室階にウォーターディスペンサーが設置され、良質な富山の水を飲料水として無料で利用できるのも嬉しい。
ウェットエリアは全てが一体となっており機能的。タオルもフカフカのものがたっぷりと用意されています。アメニティは最低限のもので、石鹸やシャンプー類はディスペンサー方式です。
バスルームにバスタブはなくシャワーのみ。それでも4階に大浴場があるため、これぐらいの割り切り方が最も効率的と言えるでしょう。
フィットネスルームにつき、客室数が200としてはやや小さめでしょうか。それでも富山に来てまでフィットネスする日本人旅行客は少ないでしょうから、ほぼ外国人向けという意味では充分なのかもしれません。
フィットネスルーム脇にある大浴場（写真は公式ウェブサイトより）。私は利用しませんでしたが、見ると中々にスタイリッシュで居心地が良さそう。サウナも用意されているようで、外資系ブランドとしては珍しい試みです。
ダイヤモンド会員向けにウェルカムドリンクを用意しているとのことで、2階のオールデイダイニング兼バーにお邪魔しました。ハイアットはカジュアルラインのホテルについては上級会員特典の対象外としている場合が多いのですが、ヒルトンは可能な限り上級会員に寄り添おうという姿勢を見せてくれます。
ウェルカムドリンクとしてスパークリングワインを頂きました。低層階ではありますが駅前広場の前が抜けているので解放感があります。
朝食はオールデイダイニングの「korare WINE AND DINE（コラレ ワイン アンド ダイン）」で頂きます。料理のラインナップは大変充実しており、これまで訪れたダブルツリーの中では「ダブルツリー by ヒルトン那覇首里城（DoubleTree by Hilton Hotel Naha Shuri Castle）」と並んでトップクラスの満足度です。
宿泊代金は1万円前後ながら素晴らしいホテルでした。この価格帯でこのクオリティは中々無い。もちろん開業したばかりで世間に見つかっておらず穴場状態なだけかもしれないので今がチャンス。富山に用事がある方は積極的に当館を利用しましょう。オススメです。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。