東急不動産が「旧軽井沢ホテル」を取得し、ヒルトンとタッグを組んでリブランドオープンした「旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトン(Kyukaruizawa Kikyo, Curio Collection by Hilton)」。軽井沢駅から徒歩で15分ほどですが、宿泊客は電話をすればメルセデスで何度でも送り迎えしてくれます。
ロビー。「旧軽井沢ホテル」は1986年の開業なのですが、その歴史を感じさせない今時のリノベっぷりです。ホテル名に起用されている「KIKYO(桔梗)」は古くから軽井沢に自生していた植物であり、館内のシンボルとして至る所にアートが配されています。
我々は「コートヤード スイート」へとご案内頂きました。広さは56平米で2人で滞在するには充分な広さ。といっても当館は全50室のうち46部屋が40平米を超えているので、どのお部屋を選んでも快適に過ごすことができるでしょう。
客室のベッドはすべて「サータ(Serta)」のもの。日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカでは割とメジャーなブランドです。それにしても窓から望む新緑が何とも心地よい。
ベッドルームにはしっかりとしたデスクもあって、PC作業も快適です。ネットは下りで50Mbpsは確保されており、オンライン会議に不自由することもないでしょう。
こちらはリビングエリアで何ともシンプルな設計。ちなみにミニバーのや冷蔵庫の飲食物は全て込み料金で、コーヒーはネスプレッソ、紅茶はTWG、ビールやハイボールも潤沢に用意されていました。
ウェットエリアは広々としているのですが意外に簡素です。というのも、当館の地階には宿泊者向けの大浴場が用意されており、皆そちらを利用するのが一般的。お部屋のバスルームにもしっかりとしたバスタブが備え付けられているのですが、我々は滞在中に一度も使用しませんでした。
共用設備に参りましょう。こちらは中庭。軽井沢の地で長い年数をかけ育んだ苔庭が自慢です。奥には結婚式を挙げるゲストのためのチャペルやバンケットも用意されています。
フィットネスルームは取り合えずあるだけ、といった印象。もちろん軽井沢に来たのであればお外をジョギングするべきなので全く問題ありません。先ほど話題に挙げたスパ。2種類あって、夜間で男女の入れ替え制です。サウナもあります。大規模な設備ではありませんが、温泉旅館でもないのに大浴場の用意があるだけ素晴らしいというものです。
ロビー階のラウンジではダイヤモンドメンバー向けに17:00-20:00でカクテルタイムが用意されます。「ヒルトン広島(Hilton Hiroshima)」のようなラウンジ乞食は1組もおらず、皆のんびりと読書やおしゃべりに興じています。
ワインはシャトーメルシャンのものがたくさんオンリストされており、また、地元のビールも用意されていました。何気にジュース類も充実しています。
オツマミはビュッフェ形式ではなく、プレートに用意してお持ちいただけます。気に入ったものがあれば何度でもおかわりできるのですが、あくまでオツマミなので夕食の代替にはならないのでご注意を。
夕食はメインダイニングの「ソノリテ (SONORITÉ)」に予約を入れました。地元の食材を多用したスペイン料理のアレンジも感じさせるモダンなフランス料理です。詳細は別記事にて。
朝食はオールデイダイニングの「ア・ターブル (à table)」で頂きます。スモールラグジュアリーであるのに料理のラインナップはビッグラグジュアリーでご満悦。とりわけ野菜の種類と鮮度が素晴らしかったです。詳細は別記事にて。素晴らしいホテルでした。国内のヒルトン系だと「ROKU KYOTO LXR Hotels&Resorts(ロク エルエックスアール)」と同じぐらい好き。ハコやサービスはもちろんのこと、客層の良さも重要なポイントで、いわゆる軽井沢界隈の方々が軽井沢の空気感を好む理由が少しだけわかった気がします。
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ウェディングの誘致も活発なようなので(写真は公式ウェブサイトより)、誰かここで結婚してくれませんか?ぼく必ず列席します。呼ばれなくても日付を合わせて一般客として泊まりに行きます。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。