とんかつ太郎／おもろまち（那覇）

沖縄の鉄板焼きの定番「キャプテンズ・イン」の系列店「とんかつ太郎」。沖縄では新都心・小禄・北谷の3店舗を展開し、今回は新都心店にお邪魔しました。ちなみに新潟にタレかつ丼の元祖の同名店があるのですが、当店と何か関係があるかどうかは知らない。
広い駐車場と多くのボックスシート・テーブル席を抱え、ファミレスのトンカツ版ような位置づけでしょうか。とは言え平日のランチタイムは腹を空かせたオッサンばかりが集結しており、この店は旨い、もしくはリーズナブルなはずとの予感を抱かせます。
QRコードの読み取りから注文を済ませると、ゴマのすり鉢と壺に入った漬物が用意されます。この漬物はフリーフローであり、しかも出汁（？）がきいて結構美味しい。トンカツと言えば千切りキャベツを食べまくるのがセオリーですが、当店に限ってはお漬物を中心に攻めたほうが得策かもしれません。
注文から7-8分で「ロースかつランチ定食」が到着。ゴハンもお漬物もキャベツも豚汁も無限おかわりOKで1,200円とお値打ち。機嫌を良くした私は追加でヒレカツとエビフライも注文し、都合2千円強の支払いです。
ロースかつは120グラムで普通に美味しい。少なくともKYKやさぼてんなどのチェーン系とんかつ屋と遜色ないクオリティであり、これで1,200円とは凄まじい企業努力です。ややもすると自炊するよりも安くつくかもしれません。
ライスは白米か十穀米（だっけ？）を選ぶことができるのですが、サイズ指定も自由自在で何ならおかわりも可能なので糖質オン確定です。
豚汁も豚肉と大根を中心に具材はしっかりと入っており、東京のトンカツ屋であればおかわり200円を請求するレベルです。
追加のヒレカツは確か500円ぐらいだったのですが、やはり「ロースかつ定食」1,200円の費用対効果には見劣りします。
エビフライも1本500円ぐらいであり、美味しくはあるのですが、どうしても「ロースかつ定食」の割安感と比べてしまう。
〆に「だし茶漬けセット」も無料で用意してくれ、後生大事にとっておいたカツに薬味をトッピングし出汁をひたひたに注ぎます。トンカツと茶漬けのコンビネーションの是非はよくわかりませんが、やはり〆に汁物があるとフィニッシュ感があります。
追加のヒレカツやエビフライは割高であるものの、「ロースかつ定食」の費用対効果は目を瞠るものがあり、野菜もたっぷり摂ることができるので、パーフェクトなレストランと言えるかもしれません。

ちなみに「がっつりチキンかつ定食」だと240グラムのチキンカツが登場して1,420円と奇跡の費用対カロリー。東京の5千円も6千円もするトンカツって一体何なんだろうと色々と考え込んでしまったランチでした。

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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。