オー ギャマン ド トキオ ターブル(AU GAMIN DE TOKIO table)/恵比寿

「ギャマン(GAMIN)」は好きなレストラングループのうちのひとつであり、系列店にはちょくちょくお邪魔していたのですが、旗艦店1階「トラットリア モード(TRATTORIA MODE)」の客あしらいが壊滅的だったので、しばらく距離を置いていました。
それでも時は経ち、「オー ギャマン ド トキオ ターブル(AU GAMIN DE TOKIO table)」という名のカジュアルなフレンチレストランへと業態を変更したとの噂を聞きつけ、改めてお邪魔する運びとなりました(写真は公式ウェブサイトより)。
フレンチ、とは聞いていたのですが、メニューにはフランス語とイタリア語と英語が混在しており、主力の食事はパスタのように見えたので、つまり何屋かはよくわかりません。アルコールにつき、ビールは600円にグラスワインは900円と、恵比寿エリアのこの手のレストランとしては良心的な価格設定です。
グループ全店共通のアミューズにしてスペシャリテ「とうもろこしのムースと生ウニ」。濃厚なコーンの甘味にコクのあるウニの旨味が良く合う。ムースの密度が高くドッシリとした口当たりであり、見た目以上に食べ応えがあります。
ヒラメのカルパッチョにカポナータ、ってめっちゃイタリア料理やんか。もちろん3千円台のランチの前菜としてはとても美味しい。野菜も旨い。隣客が「13品目の緑黄色野菜のサラダプレート(1,650円)」を召し上がっており、そちらもたいそう美味しそうだったので、野菜系が結構強いのかもしれません。
フォカッチャは見た目はシンプルですが、油(?)がジュワっと沁みており、何ともジューシーな口当たりです。
スープはブロッコリーと新玉ねぎのポタージュ。ブロッコリーの力強い青い味わいに玉ねぎの甘味が調和します。こちらもベットリと密度が高く、思いのほかしっかりとした食べ応えです。
パスタは3種から選ぶことができ、私は「赤エビ&ソフトシェル 2種の海老トマトクリームソース」を注文。パスタそのものは乾麺で中くらいの美味しさですが、濃厚なソースと海老そのものの強烈な旨味に思わず笑みがこぼれます。
メインはアンガス牛のロースト。こちらも肉そのものの品質は中くらいですが、3,850円のランチコースと考えれば悪くないディールです。ソースはマスタード主体で酸味が強く、思い切りの良い調味です。
デザートはパリブレストをチョイス。クリームは実に濃厚で美味しい(でもプラリネは入っていない?)のですが、生地がちょっと惜しいですね。どこか水分を吸ってモッタリとしており、シュー生地特有のサクサク感は楽しめませんでした。
食後のお茶も付きます。以上を食べて3,850円で、グラスワインを2杯飲んで6千円弱といったところ。このラインナップでこの支払金額はリーズナブルと言えるでしょう。

今回はランチのマックスプランでお願いしましたが、ベーシックなランチセットであれば2千円でお釣りが来るという大変親しみ易い価格設定。何より「13品目の緑黄色野菜のサラダプレート(1,650円)」は本当に美味しそうだった。2階のフラッグシップ「AU GAMIN DE TOKIO(オーギャマンドトキオ)」の入門編として是非どうぞ。

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