阪急の大宮駅から歩いて7-8分の場所にある「セアブラノ神 壬生本店」。新潟のご当地ラーメンである燕三条系ラーメンをアレンジする店であり、京都屈指の人気ラーメン店です。食べログでは百名店に選出。
店内につき、空間は広いのですが間取りが変わっていて、カウンター席が7-8席にテーブルが2卓といった構成です。ランチタイムは行列するそうですが、私は平日の閉店間際に訪れたため、並ばずにスルっと座席を確保することができました。
特に下調べをしていたわけではないので、券売機の左上にある、恐らく当店イチオシであろう「特製背脂煮干そば」を注文。1,150円です。店名から察するにファロス信仰的オイリーな1杯を覚悟していたのですが、思いのほか綺麗な仕上がりで背脂もクドくなく、スープはあっさりと完飲できました。
麺は中太麺か太麺かを選ぶことができ、太麺原理主義者の私は当然に後者を選択。プリプリもちもちとした食感で、上質な沖縄そばを食べているかのようです。メニューにはつけめんやまぜそばもあるようで、なるほどこの麺パワーであればそれらのバージョンで食べても美味しそう。
肉も2種類からの選択で、私は「レア」をチョイス(もう片方は失念)。いわゆる流行りの低温調理であり、脂身は少なく肉そのものの味わいを愉しむことができます。うーん、これをツマミに酒を飲むのも良さそうだ。
卓上調味料も豊富であり、中でも「黒ばら海苔」がお気に入り。背脂コッテリのスープをジュンと吸ってとても美味しい。食欲旺盛な方はライスと共に勝手に丼をクリエイトしても良さそうです。
飲みの帰りにサっと立ち寄ったテンションとしては最高に美味しかった。ラーメンやまぜそばの他にも「セアブライス」や「チキン南蛮」などの魅力的なサイドメニューも豊富であり、次回はきちんとお腹を減らして、1次会として食べにお邪魔したいと思いました。
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