リ・カーリカ(Ri.carica)/学芸大学

西小山「nerisa(ネリザ)」がとても良かったので、その出自となる「リ・カーリカ(Ri.carica)」に同じメンツでお邪魔することに。学芸大学駅から歩いて5分ほど。東口の商店街を鷹番通りに右折した先にあります。
店内は厨房に面したカウンターに7-8席、テーブルもいくつかあって、全体としては20席強といったところでしょう(写真は公式ウェブサイトより)。地元民風のゲストが中心で、皆「旨いものを食いに来たぞ!」という活気に満ちています。

伊藤和道シェフは系列店の「カンティーナ カーリカ・リ」「あつあつ リ・カーリカ」で経験を積んだのち、当店の厨房を預かることとなったようです。
ワインリストは無くスタッフと相談しながら決めていくスタイルです。泡のボトルは6千円台からあり、かなりマニアックな品揃え。フランチャコルタ一辺倒のイタリアン界隈に一石を投じるラインナップです。
おまかせコースもあるようですが、我々はアラカルトで注文。メニュー構成は西小山「nerisa(ネリザ)」と同じです。まずは甘くて冷たいトウモロコシのスープ。白いほうはとにかく甘く、黄色いほうはトウモロコシらしさが強く感じられます。
スファッラータ。色んな米や豆がたっぷりで様々な食感が楽しめます。タコや野菜との組み合わせもよく、丸の内あたりで専門店を作ればOLたちが列をなすこと間違いなし。
3ヶ月間熟成させた猪のパテ。野趣あふれる味わいで、ワインを呼ぶ美味しさです。軽く炙っているためか凝縮感が増し力強い味わい。自家製の天然酵母パンに乗せて食べるとバリ旨いっす。
京都の岩ガキ。京都はあまり海産物のイメージはありませんが、こちらは日本海側の伊根湾のものだそうです。牡蠣の美味しさはもちろんのこと、サワークリームや白ワインのジュレを組み込みオシャレな味わいです。
鹿肉のサルシッチャ。猪のパテと同様にパンチのある味覚。もはや赤ワインが前提といって良いほどの迫力のある味わいです。
あかうしのミートソース。なのですが、麺がバリカタで悲劇的な味わい。突然どうしたんだろう。言い訳を聞こうか。ミートソース部分は美味しいだけに勿体ない。やっぱりスペシャリテの「ピチアリオーネ(手打ち太麺ニンニクトマトソース)」にすれば良かったかな。
以上を食べて、ワインをひとり1本ペースで飲んでひとりあたり1.5万円ほど。どの料理も活気のある味わいでエナジーチャージな夕食でした。みんなでワイワイ旨いもんを食べに来るには最適のお店であり、近所にあれば通い詰めちゃうだろうなあ。学大近辺には系列店がいくつかあるので、ひとつづつ巡ってみようかしら。パスタはノーカウント。そういう日もある。

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