スペイン料理というと勝手に陽気なお店を想像してしまい、Vamos Amigos的な陽キャを期待するのですが、当店は照明控えめのシットリ接客。またマダムおひとりでのワンオペでもあるため、開店直後の空いている時間がお勧めです(友人は「前菜が用意されるまで50分かかった」と怒っていました)。
ビールやワインは千円を切り、ボトルワインも3千円台から。我々はキンキンに冷えたカヴァをボトルで1本頂きました。前菜盛り合わせ。写真は2人前であり、当店主力のタパス料理が全て詰まっています。生ハムやサラミなどのツマミが多く酒が進む。スペインのオムレツ「トルティージャ」がどことなくグラタンを感じさせるリッチな味覚であり美味しかった。
牡蠣とマッシュルームのアヒージョ。牡蠣の旨味が強烈なのは当然として、かなり塩気が強くガブガブとワインが進みます。パンはごくごくシンプルなバゲットですが、アヒージョのニンニクオイルにたっぷり浸して食べるには丁度良い。
豚足の煮込み。こちらもかなり塩気が強く、豚肉の脂身を忘れてしまう程の塩分濃度です。美味しいのですが可食部はかなり少なく、酒ばかり進んでしまったなというお気持ちです。ちなみにゴハンものは無く、パエリアを食べたい場合は事前に予約する必要があります。
以上を2人でシェアし、安いカヴァを1本飲んでお会計はひとりあたり5千円強。美味しいのですが量が少ないため、那覇の飲み屋の相場を考えれば少し高めに感じました。また、お店の雰囲気は落ち着き過ぎて暗い印象を受けるほどであり、アッパー系お祭り男の私にとっては少し居心地が悪く感じました。これまで訪れたスペイン料理店で一番テンションが低いかもしれません。静かにシェリーを飲みたい夜にどうぞ。
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