パヤオ食堂(沖縄市漁業協同組合 パヤオ直売店)/泡瀬(沖縄)

沖縄市は泡瀬にある漁協の食堂「沖縄市漁業協同組合 パヤオ直売店」。メディアに拠っては「パヤオ食堂」と記してあったりと揺らぎがあり、正式名称は不明です。ちなみに「パヤオ」とは浮魚礁(うきぎょしょう)のことであり、フィリピンではそう呼称するそうです。
一番人気と表記された「魚バター焼き定食」。日によって価格設定が異なり、この日は1,400円でした。
主題の「魚バター焼き」。あっさりと淡泊なお魚をバターとニンニクで暴力的に仕上げます。正直なところニンニクの味しかしないので、お魚の味わいについては意見差し控え。
定食に付随するマグロの刺身。沖縄近海のマグロはアッサリとしており悪く言えば水っぽい味わいで、ニンニクの風味に圧倒され何が何だかよくわかりませんでした。ちなみにマグロが大漁の日にはこのマグロの刺身がお替わり自由になるそうです。
ライスも漁港の食堂よろしく雑な味わいです。量は多い。
お椀は中々美味しいですね。味噌の濃度が高くお魚もたっぷり。これと白ゴハンだけで小食な方のランチが成立してしまいそうです。
こちらは「マグロ丼定食」で、1,600円です。先のオマケのマグロとは違う部位(個体?)のものでしょうか、いずれにせよ盛り付けも味わいもイマイチで1,600円は割高に感じました。
他方、天ぷらは美味しいですね。イカと魚の2本立てであり揚げたてのアツアツ。衣が厚くスナックのような感覚でパクパク楽しむことができます。天ぷらだけでの注文も可能であり、地元の方はテイクアウトで買って帰る方が多かった気がします。
漁港の食堂としては全般的にやや割高に感じました。車をもう10分走らせれば「うるマルシェ」という綺麗な市場があり、そこの「うるま市民食堂」はサラダバイキングも付いて似たような価格設定であり、お店も清潔だったので、色々と考えることが多かったランチでした。

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