赤坂時代からちょくちょく通っている「ロウリーズ・ザ・プライムリブ(Lawry’s The Prime Rib)」。今回は大阪店にお邪魔しました。梅田の地下街から直結のハービスに入居しておりアクセス至便。
内装は他のローリーズのインテリアコードを引き継いでおり、アメリカのステーキハウスそのものです。ただ、接客に物凄くバラツキがありますねえ。我々のテーブルを担当してくれた方はプロ中のプロといったサービスパーソンでしたが、その他の名も無き2軍3軍はまるで使い物になりません。また、アメリカのコレ系レストランはレセプショニストがバチバチにイケてることが殆どなのに、当店は最もポンコツなスタッフが配員されているように感じました。画面ばっかり見てないで、その時間の予約客の名前ぐらい頭に叩き込んでおきなさい。
ドリンクは思いのほか安く、ビールは千円を切り、ワインも2杯セットで3,200円です。その2杯はリストから好きなものを組み合わせてお願いすることができ、「お好みにも拠りますが、コレとコレの組み合わせが一番お得ですかね」と担当の茶目っ気が心地よい。
ドリンクは思いのほか安く、ビールは千円を切り、ワインも2杯セットで3,200円です。その2杯はリストから好きなものを組み合わせてお願いすることができ、「お好みにも拠りますが、コレとコレの組み合わせが一番お得ですかね」と担当の茶目っ気が心地よい。
スペシャリテの「スピニング・ボウル・サラダ」。氷の上でボウルを回転させながら野菜とドレッシングを混ぜ合わせます。シャキっと冷えて美味しい。カトラリーまできちんと冷やして提供するという拘りようです。
パンは黒っぽい外観で、ザックリとした歯触りに豊かな穀物の風味が印象的。サンドイッチに用いても美味しそうです。真打登場、プライムリブです。ちなみにプライムリブとはローストビーフのことであり、アメリカ人がそれを格好良く呼びたいときの方言です。食べたいグラム数を告げ、目の前で切り分けて貰えます。
私は「カリフォルニアカット」でお願いしました。180グラムと中々のボリュームですが、赤身の風味が支配的であり、思いのほかスルスルと食べ進めることができました。小食の連れの食べ切れなかった分(たぶん60グラムぐらい)も引き受けかなりの量を食べたことになりますが、ちっとも内臓に負担がかかりません。
プライムリブの付け合わせと言えばヨークシャープディング。牛肉の脂を混ぜ合わせて焼いたパン(?)であり、お皿に残ったエキスをたっぷり染み込ませ、肉の美味しさを余すことなく堪能します。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり1.4万円ほど。お店の雰囲気や牛肉の量を考えればこんなものかもしれませんが、スタッフの質は支払金額に見合っておらず(我々の担当とソムリエは別格)、また皿出しのテンポの悪さが気になりました。
やはり当店は視覚で食べさせる芸風であり、そういう意味ではサラダビュッフェが付いて3千円程度のランチで訪れるのが一番賢いのかもしれません。まずはランチでどうぞ。
関連記事
焼肉ではなく、洋風の肉料理をまとめました。ステーキやローストビーフがテンコ盛り。赤ワイン片手にガブガブ楽しみましょう!
- 肉料理ふくなが/守山(滋賀) ←もはや新しいジャンルの食べ物。
- ピーター・ルーガー(Peter Luger Steak House)/Brooklyn(NY) ←王者の貫禄。
- Peter Luger Steak House Tokyo(ピーター・ルーガー)/恵比寿 ←日本人の丁寧気質が力を発揮。
- ビーフステーキ専門店 ひよこ/金沢 ←ステーキ業界のジャック・ウェルチ。
- CHACOあめみや /千駄ヶ谷 ←東京でも屈指の老舗ステーキハウス。
- トラットリア グランボッカ/飯田橋 ←サイドメニューはイマイチだけど、肉がとにかく旨くて安い
- トラットリア タンタボッカ/北参道 ←A5和牛のシキンボ200g。USリブロース500g。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト)/恵比寿 ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- ルビージャックス/六本木一丁目 ←店員と恋に落ちるステーキ。
- BLT STEAK ROPPONGI/六本木 ←噛み締めるたびにミートの旨味がぽぽぽぽーん。
- ウルフギャング・ステーキハウス/六本木 ←ハンバーガーは都内随一!
- バルバッコア・グリル/表参道 ←食べ放題。客の9割が男性でマッチョとデブ。