店内は思いのほか広く、40席近くありそうです。奥には小上がりもあって宴会での利用も可能。開業は1950年と歴史があり、土日祝は休業という営業スタイルもクールです。家族経営のお店なのか従業員同士の雰囲気が似通っており、めちゃんこ感じの良い接客です。
私はチャーハンセットを注文。サラダにワンタンスープ、チャーハンがセットになって千円。追加で330円の半餃子も追加しました。サラダが付随します。しかもオマケという粋を超えたクオリティであり、量も中々のものです。
ギョーザは悪くは無いのですが、1粒110円ということを考えるとやや割高。セットメニューそのものがお値打ちなだけに悪目立ちしてしまったかもしれません。
ワンタンスープは海老味が豚味を選択でき、私は前者をチョイス。なるほど揚げたサクラエビ(?)がたっぷりとトッピングされており、甲殻類特有の旨味がきいています。ワンタンの量もスープもたっぷりあって、大満足のひと品です。
チャーハンはいわゆる町中華のそれであり、因襲的とも言える味わいです。ただし量がとんでもなく、普通に1合近くあるのではなかろうか。ちなみに他の定食メニューはライスを白米か五穀米を選択できるのが良いですね。以上を食べて1,330円。この質この量でこの支払金額は大変お値打ち。メニューの種類も豊富なので、近所にあれば通い詰めてしまうこと間違いなし。ディナータイムは飲み放題付きのプランもあるようなので、飲み会で使うのも大いにアリでしょう。オススメです。
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それほど中華料理に詳しくありません。ある一定レベルを超えると味のレベルが頭打ちになって、差別化要因が高級食材ぐらいしか残らないような気がしているんです。そんな私が「おっ」と思った印象深いお店が下記の通り。
- チャイナハウス龍口酒家(ロンコウチュウチャ)/幡ケ谷 ←東京の10,000円以下の中華だとダントツ好き
- 中華銘菜?陽(センヨウ)/東高円寺 ←率直に美味しくアラカルト可なのが嬉しい
- サエキ飯店/目黒 ←切れ味抜群
- ShinoiS(シノワ)/白金台 ←めちゃ美味しいんだけれど高いんだよなあ
- 4000 Chinese Restaurant/西麻布 ←王道中の王道の中華料理ですげえ旨い
- センス(Sense)/日本橋 ←あれだけ香港に通い詰めた結果、日本の飲茶が一番とは実に複雑な心境
- 南方中華料理 南三(みなみ)/四ツ谷 ←素晴らしい、何も言うことは無い
- 蓮香(レンシャン)/白金高輪 ←日本人が一般に想像する中華料理のイメージを打破する多彩な魅力
- 中華バル 池湖(いけこ)/渋谷 ←度を越した費用対効果
- 飄香/麻布十番 ←十番のランチではトップクラス
- 紫玉蘭/麻布十番 ←税込800円は神のなせる業
- VELROSIER (ベルロオジエ)/河原町(京都) ←フランス料理みたい
- 開化亭(かいかてい)/岐阜駅 ←過剰なものは何も無く、足りないものも何も無い
- Mott 32(卅二公館)/中環(香港) ←この中華料理はちょっと東京には無い
- Lung King Heen(龍景軒)/中環(香港) ←総合力という意味では香港における飲茶で私的ナンバーワン
本場志向で日本人の味覚に忖度しない中華料理が食べたいかた必読の書。東京の、中国人が中国人を相手にしている飲食店ばかりが取り上げられています。客に日本人は殆どいないのですが、コロナ禍で海外に行けない今、ある意味では海外旅行と同じ体験ができる裏技が盛りだくさん。