宮古島のパイナガマビーチ近くにオープンした「Bocca burger(ボッカ バーガー)」。いわゆる繁華街からは少し離れており徒歩で15分ほど。脇道に入った左側に駐車場が4台確保されています。経営は東京の「株式会社RISE」とのことです。
店内は青色が印象的なリゾートスタイル。名画のパロディ的なアート作品が至る所に掲げられています。メニューはQRコードを読み込みwebサイトから注文するのですが、結局細かなやりとりは自ら足を運んで伝えに行く必要があり、とりあえずDXっぽいことしちゃったけど全く使いこなせていない典型です。
私は店名を冠した「Bocca burger」を注文。宮古野菜の素揚げが付くセットでお願いしたのですが、2千何百円もし、ドリンクもつければ3千円に迫る勢いです。
セットの宮古野菜の素揚げ部分。野菜そのものの味が濃く素直に美味しい。一方でディップ用の3種のソースはイマイチですね。どこか既製品感が強く人工的な味わいで美味しくない。何もつけずそのまま食べるほうがマシに感じました。
スープはトマト風の味わいであり、肉もいくらか入っているのですが、温度が全くヌルく料理に対する愛情が感じられませんでした。加えて、スタッフがスプーンをテーブルに直置きして提供するなど、私の衛生意識とは乖離のあるスタイルです。
肝腎のハンバーガーですが、これは結構美味しいですね。当店のパティには全て宮古牛を用いているそうであり、また、モッツァレラ風のチーズも宮古島産。肉は粗めに魅かれており、ギュムギュムとした食感を楽しむことができます。
ところで底のバンズが薄く切り離されており、ガーリックトースト調に焼かれています。企画としては面白い試みですが、ハンバーガーの底がフニャフニャしてて普通に食べづらいので、ここはノーマルスタイルとの選択制にして欲しいところです。
忘れたころにやって来るサラダ。キノコたっぷりで味そのものは悪くないのですが、さんざん待たされハンバーガーと順番が前後したことを考えれば美味しさも中くらいです。宮古島産の食材に拘るバーガーというコンセプトは悪くないのですが、QRコード注文も含めオペレーションが全く追いついていないですね。
「ダグズ バーガー(DOUG'S BURGER)」もそうでうですが、やはり離島のハンバーガーはイマイチですね。プレミアム系バーガーは東京で、沖縄で食べるなら米兵向けのワイルドなハンバーガー屋に行くべきだなと再認識した夕食でした。
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