海山味(Kazami)/松尾(那覇)

牧志の公設市場あたりの飲み屋街にある「海山味(Kazami)」。せんべろ系の酒場が溢れるこの界隈ではパリっと白い暖簾が目を引く小綺麗なお店です。
年内は今どきのダイニングバーのようであり、カウンター席がズラリ並んで店の奥にテーブル席。立地を考えれば際立ってお洒落な雰囲気ですが、料理人のガラはあまり良くなく清潔感のないDA PUMPといったところで生魚を取り扱う料理人としてはちょっとどうなんだろう。ずっと鼻をすすっているのが気になりました。
私はカキフライ定食を注文。1,740円と、このあたりの飲食店のランチとしては大変に高価です。でもあれ?なんか盛り付けしょぼくない?
主役のカキフライは普通に美味しいのですが、4粒で1,740円というのはやりすぎに感じました。丸の内の飲食店でももう少しマシな費用対効果な気がします。
プラス500円で刺身盛りを追加できるとのことだったのですが、期待していたよりも全然ミニサイズでありテンサゲです。もちろん沖縄近海の水っぽい刺身とは一線を画す美味しさではありますが、何だかなあ。
ライスは一般的な定食屋のそれです。量も中くらい。おかわりできるのかは知らん。
お椀は白味噌ベースで優しい味わい。なんやかんやで味噌汁が一番満足度が高かった。
以上を食べ、お会計は2,240円。このあたりの定食屋としては確かに味は良いかもしれませんが、さすがにこのあたりの相場の2-3倍の価格設定なので、当たり前といえば当たり前です。どうしてこのエリアにこの価格帯のお店を出したんだろうと不思議に感じたランチでした。

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