みんな大好き「ど・みそ」グループから独立した「柿田川 ひばり」。2018年に静岡県清水町に開業したのですが、2021年に恵比寿にも出店。本拠地も恵比寿に移したようです。既に恵比寿でも屈指の人気を誇るラーメン店であり、14時近くになっても数名の待ち行列が生じていました。
店内はカウンター席が5に2人がけのテーブルが2卓。従業員につき、隊長っぽい方は全力で多忙なのですが、周りのスタッフはどこかボーっとした雰囲気で、言われたことはやるけど何故その作業が必要なのか根本のところを理解していないように感じました。飲食店経営は大変だ。
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ゲストの入店前から調理を開始しているのか、着席すればすぐに麺が提供されます。私は「特製味噌らーめん」を注文。なるほど当店の主役を張るだけあって、お味噌のスープがとても美味しい。色んなお味噌をブレンドしているらしく、その塩味と背脂が上手く溶け合い、傑作と言ってよいスープでしょう。
お肉は低温調理モノでしょうか、レアっぽい口当たりでしっとりとしています。なぜかキンキンに冷えているので、スープにドボンして温め直すと良いでしょう。
麺は浅草開花楼の特注麺で、モチモチとした食感が特長的。小麦の風味もよく、太麺の美点を凝縮した逸品です。お隣の味玉は凡庸で、150円という価格設定には抵抗があります。
こちらはサイドメニューの水餃子的なものなのですが、これは、まあ、あくまでサイドメニューですね。もちろん美味しいのですが味噌ラーメンと比べると陰に隠れてしまい、2粒300円という価格設定も割高に感じました。以上を食べて1,500円。味は申し分ないのですが、なんやかんやで高くついてしまった感があります。やはり当店の美点はスープと麺にあると私は考えるので、予算に限りがある方は無理に特製にしたりサイドメニューを注文したりする必要はなく、最もプレーンな「味噌らーめん」で済ますのが最も満足度が高いような気がしました。
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
- マッシュルーム(MUSHROOM) ←3皿取ってデザートやお茶までついて3,500円ってむっちゃ安くない?
- アリゴトゥール(Aligoteur Que du bonheur) ←美味しいを突き詰める旨いもの屋。
- 筑紫樓(つくしろう) ←ランチタイムは社会貢献活動かもしれませんが、それにしてもお得である。
- 鍈輝(えいき) ←コロナ・テイクアウトグルメグランプリ優勝店。
- クンビラ(KHUMBILA) ←スパイスのオーケストラともいうべき複雑な味わいが五感に押し寄せる。
- ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア(BRACERIA DELIZIOSO ITALIA) ←ランチの信じがたい費用対効果。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト) ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- ガストロノミー ジョエル ロブション ←やはり最強。季節ごとにお邪魔したい。
- チャイニーズダイニング方哉(まさや) ←ランチの千円担々麺が絶品。
- 晩酌屋おじんじょ ←恵比寿で居酒屋ならコチラ。
- 蕎麦懐石 義(ぎ) ←飲み物付きランチコース4千円がほんとうにすばらしい。
- えびすの安兵衛 ←超行列店。高知名物「屋台餃子」を恵比寿の地で!