目黒と白金台の中間あたりに位置する「チャベ(cabe)」。ソースから全て手作りのインドネシア料理専門店であり、全品ハラルフードだそうです。最近では「孤独のグルメ」で特集されて話題となりました。
休日のディナータイムに予約ナシで訪れましたがほぼ満席であり、何とかタイミング良く空いた席に滑り込むことができました。店内は40席ほどでしょうか、インドネシア人のゲストが多く、普通にインドネシア語が飛び交っています。ちなみに当店は2002年に武蔵小山で創業し、そののちに目黒にも出店、同じ目黒内で移転したそうです。
せっかくなのでインドネシアの定番ビールの「ビンタンビール」を注文。660円です。普通の生ビールは550円だったかな。このあたりの飲食店としては良心的な価格設定と言えるでしょう。
私の知っているインドネシア料理はサテとガドガドとナシゴレン・ミーゴレンぐらいなので、まずはその定番サテを注文。いろんな肉が用意されており、こちらは鶏肉。ピーナッツの風味の強いコクのあるタレが印象的で、かなりの甘さなのですが不思議としっくりきます。
ガドガド。言わずと知れたインドネシアの名物料理であり、やはり甘味のあるピーナッツソースを用いて調味します。具材はたっぷりの野菜にゆで卵、厚揚げでしょうか。思いのほか辛みもしっかりしており、ビールでは処理しきれず水をお願いしたいレベルです。
定番のナシゴレン。インドネシア風のチャーハンと呼ばれることが多いですが、オムライスの中身のほうが個人的には方向性が似通っている気がします。それほど具材が入っているわけではないのですが、米のひと粒ひと粒に味がまわっており食べ応えがあります。以上を食べ、ビールを1杯飲んでお会計は3千円。タイ料理やベトナム料理とはまた違ったニュアンスの東南アジア料理であり、それぞれがしっかりと美味しく、この質および量でこの支払金額はリーズナブル。ひと皿ひと皿の量が多いので、グループで訪れて色々注文するのがベストですが、食べきれなかった分は気軽に持ち帰りさせてくれるので、ソロ活動でも楽しめます。
そういえば「薬膳スープカレーシャナイア(Shania)」も当店からそう遠くない場所にあり、「孤独のグルメ」に取り上げられていたなあ。あの番組の関係者がこのあたりに住んでいるのかもしれませんね。
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目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
- サエキ飯店 ←食堂系中華の最高峰。
- レストランユニック(restaurant unique) ←ジビエが自慢。
- クロデグルメ(Clos Des Gourmets) ←1万円でお釣りが来るミラクルなフランス料理店
- 立飲ビストロシン サンテ(SHIN Sante) ←普段使いの最高峰。
- 手づかみDining 東京ハンズ(Tokyo Hands) ←大好きだ愛してる。
- リナシメント(RINASCIMENTO) ←前菜の盛合せ。ぐわー!なんだこりゃ!
- 和創作 太(わそうさく た) ←これをお買い得と言わずして何と呼べば良いのでしょうか。
- 鳥しき ←焼鳥界のレジェンド。
- LAND(ランド) ←目黒のカレーはコチラでキマリ。
- 薬膳スープカレーシャナイア(Shania) ←でもスープカレーならこっち。
- 支那ソバ かづ屋 ←下手な中華料理屋に行くよりも余程上質。ワンタンメンはマスト。
- 鶏そば きび ←まるで上質な水炊き屋のような味わい。
- とんき ←80年の歴史は伊達じゃない。
- タイ料理 みもっと ←ここはガチでやばたにえん。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。