沖縄ではトップクラスに有名なそば屋「首里そば」。店名の通り首里の地にあり、首里城からもほど近く、観光客にとってナイスな立地です。オープンは11:30との表記があり数分前に到着したのですが既に行列が生じており、食事を終えてお店を出るゲストも見受けられたので、開店時間はアバウトなのかもしれません。
主役の「首里そば（中）」は500円。スープが綺麗に透き通っており、カツオの風味が支配的。食べ疲れることなくゴクゴクいけます。生姜がケミカルな紅ショウガでないので赤く濁らないのも良いですね。お肉はしっとりと煮込まれており、コクはあるものの決してしつこさを感じさせない逸品です。
麺はかなり独特で、ゴワゴワとした食感で歯でブツブツと切れていくスタイルです。讃岐うどんのような瑞々しいコシでもなく、中華麺のようなモチモチとした口当たりでもなく、好みは分かれるかもしれません。
「煮付け」は450円。ドーンとした豚肉に自家製の島豆腐の厚揚げ、大根、インゲン、シイタケ。いずれも親しみやすい味わいで、個人的にはそばよりもコチラの料理に心を惹かれました。油みそが詰まったオニギリとのセットは500円と、信じがたい費用対効果です。
「じゅうしい」は200円。程よくカタメに炊かれており、あっさりとした味わいながらも骨格を感じさせる、これ単体でもスイスイ食べ進めることができる美味しさです。先の「煮付け」をオカズに至福のひととき。
冒頭記した通り、こんなに食べて1,150円と大変両輪的な価格設定。さすがに満腹で辿り着けませんでしたが250円の「氷ぜんざい」も魅力的。ひとりで楽しむもよし、グループで訪れてメニュー全種類制覇を目論むも良し。首里城観光のついでに是非どうぞ。
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