すずらん食堂/与儀(那覇)

那覇市与儀にある「すずらん食堂」。地元密着型、昔ながらの大衆食堂であり、営業時間は常に満席の大人気店です。駐車場はあるにはあるのですが、台数が少なく運次第な面もあるため、普通の観光客は公共交通機関で訪れることをお勧めします。
店内はカウンター席にテーブル席、小上がりが用意されており、ひとり客はもちろん子連れやグループ客にも対応できます。テーブル席はアクリルボードで仕切られており、1-2人客であれば相席前提のお店です。
私は一番人気の「カツ丼」を注文。600円です。おそらく2,000キロカロリーはある一食であり、費用対熱量では沖縄でもトップクラスの定食と言えるでしょう。
いわゆる沖縄風のカツ丼、すなわち一般的なカツの玉子とじの下には野菜炒めが敷かれています。
サイドからチェックします。ご覧の通り、野菜炒めは気持ち程度敷かれているというわけでなく、普通に野菜炒め一食分ほどの量があります。基本的には「つゆだく」で、野菜のエキスがたっぷりの滲み出ておりノスタルジックな美味しさです。
カツそのものは一般的なものであり、スーパーの総菜コーナーのそれと大差ないのですが、600円という価格設定を考えればリーズナブルと言えるでしょう。
スープも付きます。スープと言っても沖縄そばの麺が投入されており、ミニ沖縄そばと言って良いクオリティです。薄い玉子焼き(?)の存在感も見逃せません。
以上を食べて600円。内地に本拠地を置くに人間からすれば、ちょっと信じがたい費用対効果です。最も高価な「Aランチ」であっても900円であり、暴力的とも言えるオカズ量がやってくるので、大食い自慢の方は是非どうぞ。

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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。