タベルナクアーレ クラシケ (Taverna Quale CLASSICHE)/恵比寿

恵比寿と広尾のちょうど中間にある「タベルナクアーレ クラシケ (Taverna Quale CLASSICHE)」。いずれの駅からも徒歩で10分以上を要しますが、そのレトロなネオン看板と狭小住宅っぷりがやけに目を惹くイタリアンレストランです。開業は2012年と思いのほか歴史は古い。
店内はキツキツのカウンターが6席に小さな4人掛けテーブルのみ。お手洗いは一旦お店を出た所にあり、ある意味ではこの建屋の容積を最大限に活用しているとも言えます。壁にはイタリアのポスターや写真が所狭しと貼られており、不思議と居心地の良い空間です。
酒は安くビールやグラスワインは余裕で千円を切り、ボトルのプロセッコや1リットルのガブ飲みワインも3千円台と、気持ちの良い値付けです。こういうお店では気取らずガンガン飲み続けるに限ります。
前菜盛り合わせ。カプレーゼや生ハムなど王道のツマミが勢揃い。個人的にはナスを煮たやつ(カポナータ?)がお気に入りです。
フォカッチャはごくごくシンプルなタイプです。それでも料理は全体としてオリーブオイルたっぷりタレたっぷりなスタイルなので、フォカッチャにジュワジュワ吸わして食べるにちょうど良い。
鮮魚のカルパッチョ。お魚の旨さは当然として、たっぷり振りかけられたカラスミが嬉しいですね。「たっぷり」と言いつつほんのひとふりのおでんガールズバーに比べると大そう良心的と言えるでしょう。
牛ハラミのソテー赤ワインソース。猛々しい肉の歯ざわりにジットリとした赤ワインソース。思いのほか甘味が強く、好みはわかれるところかもしれません。私は好きですが、連れは眉をひそめていました。
これは空豆のカチョエペペだったっけな。見た目はシンプルですが期待以上にチーズがコッテリしており、酒が進むパスタです。空豆のホクホク感と青い味わいも心地よい。
もう少し食べれそうだと、小エビのトマトクリームパスタ。海老のサイズが全く謙遜しており、そのへんの天ぷら屋の才巻海老よりも全然大きく食べ応えがありました。
以上を2人でシェアして結構飲んで、お会計はひとりあたり7-8千円といったところ。何とも魅力的なエクステリアに隠れ家感ビンビンの店内。安旨ワインに直線的な料理と、日常に溶け込む居心地の良いお店でした。とにかく狭く(狭小絶品鮨「なかもと」クラス)座席数が少ないので、予約困難店というわけではありませんが必ず予約をして訪れましょう。

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