宮古島の北端、狩俣集落にある「にいまそば」。市街地からは離れるものの宮古島でも屈指の人気を誇るそば屋です。駐車場は広いのですが開店と同時にすぐに埋まるので、心配な方はシャッター待ちしたほうが良いかもしれません。ファミレスよろしく名前と人数を記帳した後は、スタッフの声が届く範囲でブラブラしておきましょう。
店内、、、というよりも、完全に家です。人の家。玄関で食券を買い靴を脱いで上がって畳の上であぐらをかく。座席という概念があってないようなものなので、グループ客や子連れでも訪れ易いでしょう。
メニューはシンプルで、「三枚肉そば」「軟骨そば」「すそば」に麺の種類が細麺かちぢれ麺かの2択です。こちらは「軟骨そば」のちぢれ麺。お肉が溶けそうなほどにトロトロで、これをツマミに酒でも飲みたいところ。スープは綺麗な味わいで澄んでおり、この中でスープを飲みながら遠泳したいほどです。
自慢の自家製麺。うどんのように太く縮れており、加水が多く瑞々しい口当たり。プリプリもちもちとした食感で、私好み。那覇の「玉那覇ウシ商店」に似た印象を受けました。
こちらは「三枚肉そば」の細麺。三枚肉が円形にまとめられており、ラーメン屋のチャーシューのようなプレゼンテーションです。肉そのものの味わいもクドクドしくなく、エレガントなスープの方向性にピッタリです。
細麺は本島の西原町にある「ちょーでーぐぁ」にOEMしているそうで、細麺と言っても中々に太く、プツプツとした食感が特長的。ちぢれ麺とは方向性が異なりますが、これはこれでありよりのありな味覚です。美味しかった。とても美味しかった。行列するのはこのあたりに飲食店が少ないからだろうと踏んでいたのですが、立地関係なく、そばそのものとして大変美味しい。宮古島、いや沖縄全体含めてもトップクラスに私好みのお店です。北部観光の際には必ず訪れるようにしましょう。オススメです。
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