福岡の西公園のフードトラックとして一世を風靡した「今屋のハンバーガー」。地元に愛され50年以上の歴史を誇るようなのですが、2023年に東京に進出。
なのですが、ホームページやTwitter、インスタなどのメディアの作り込み方からして、どこかの飲食チェーンやプロデューサーが肩入れしていそうな印象を受けました。妙に「2007年に全国3位に選ばれた」との表現が目立ちますが、何の大会(?)においてかは不明です。
売り切れ仕舞い・電話予約(取り置き)可とのことで、ある程度の行列を覚悟したのですが、平日の正午少し前でゲストはひとりも居ませんでした。ワンオペの店員さんは感じの良い方で仕組みを丁寧に説明してくれます。券売機で食券を買うのですが、言えばPayPayでの支払いも可能です。持ち帰りが基本のお店ですが、ほんの少しだけイートインスペースもあります。グループでの訪問は難しく、ソロ活動であってもキツキツなので、近くの公園で食べた方が快適でしょう。
一番人気の「ミックスエッグ」は750円。どちらかというとホットドッグのような造形で、挟まれるハンバーグは玉ねぎが豊富で甘味が支配的。いわゆるプレミアムバーガー的なタフな肉塊とは対極に位置する優しい味わいであり、バンズ(?)も優しい甘味が印象的です。普通に美味しいのですが、750円はちょっと高いなあというお気持ちです。
こちらは「フランクエッグチーズ」。これこそまさにホットドッグのように見え、包丁の入れられたソーセージにドロリとしたチーズが特徴的。なのですが、これで800円はやはり割高で、チーズの人工的な味覚も気になりました。
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これは、うーん、やっちまった感の強い企画です。ミシュラン1ツ星と喧伝する「天冨良 麻布よこ田」もそうですが、やはり看板だけ付け替えても不毛とまでは言いませんが有意義とも言い難く、何より福岡の総本山で同じものが450円で提供されていることを考えると何だかなあというお気持ちです。飲食ビジネスって難しい。
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
- マッシュルーム(MUSHROOM) ←3皿取ってデザートやお茶までついて3,500円ってむっちゃ安くない?
- アリゴトゥール(Aligoteur Que du bonheur) ←美味しいを突き詰める旨いもの屋。
- 筑紫樓(つくしろう) ←ランチタイムは社会貢献活動かもしれませんが、それにしてもお得である。
- 鍈輝(えいき) ←コロナ・テイクアウトグルメグランプリ優勝店。
- クンビラ(KHUMBILA) ←スパイスのオーケストラともいうべき複雑な味わいが五感に押し寄せる。
- ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア(BRACERIA DELIZIOSO ITALIA) ←ランチの信じがたい費用対効果。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト) ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- ガストロノミー ジョエル ロブション ←やはり最強。季節ごとにお邪魔したい。
- チャイニーズダイニング方哉(まさや) ←ランチの千円担々麺が絶品。
- 晩酌屋おじんじょ ←恵比寿で居酒屋ならコチラ。
- 蕎麦懐石 義(ぎ) ←飲み物付きランチコース4千円がほんとうにすばらしい。
- えびすの安兵衛 ←超行列店。高知名物「屋台餃子」を恵比寿の地で!