国際通りのど真ん中に開業した「ホテル コレクティブ (嘉新酒店)」。結婚披露宴での利用が活発なようで、土日は常に酔っ払いの着飾った若者が出入りしています。台湾資本のホテルであるためか、メインダイニングに中国料理の「居易園(Kyo Garden)」を据えるという思い切った試み。
店内は100席以上あるでしょうか、大小のテーブルに個室がズラリと、東京の大規模ホテルの中国料理レストランと同等の店構えです。場所柄、観光客が多いのかと思いきやビジネスユースが殆どで、ビシっとジャケットを着こんだビジネスパーソンがそこかしこで会食していました。
料理の値付けは良心的なのですが、酒が割高ですね。オリオンの中ビンが1,200円というのは沖縄でもトップクラスの値付けでしょう。他方、中国料理店らしくポットに入った温かいお茶は無料で提供してくれるので、決して悪い人たちではありません。
料理は地元民から「コレクティブの点心は旨い。台湾からマジモンの料理人を何人も連れて来ている」と聞いていたので、「飲茶ディナー」というコース料理を注文。ちなみにランチバイキングの料理、とりわけ点心は夜と全くレベルが異なると聞いたので、質を重視する方は迷わず夜に訪れましょう。
まずは前菜盛り合わせ。黒コショウをきかせたクラゲが大変美味しくコリコリ感が見事です。今あなたが考えている歯触りよりも数倍コリコリしています。コリコリ。
大根餅と海老の揚げ物。大根餅は大根を潰しすぎず角切りの食感を残すタイプで斬新。海老の揚げ物は薩摩揚げの海老バージョンといったところであり、文句なしの美味しさです。
雲吞スープ。肉の旨味が詰まった雲吞の旨さはもちろんのこと、スープが抜群に美味しいですね。クリスタルのように澄んだ色調ながら骨格のある旨味が感じられます。
焼き物は豚スペアリブ。骨が大半かと思いきや殆どが可食部であり、かなりの食べ応えです。それでいて決してクドくなく食べ飽きることなく、見事なスペアリブ料理でした。
焼売は2種類で、手前が鶏肉、奥が海老とカニだっけかな。いずれも素材感を大切にしたものであり、酢醤油や辛子などを全く不要とする手堅さがありました。
牛肉フィレ肉と野菜の沙茶醤ソース炒め。肉そのものとしては先のスペアリブのほうが印象的なのですが、こちらはソースが良いですね。欧米系のソースではちょっと表現できないオリエンタルな風味に溢れ、白ゴハンが欲しくなります。
大根餅と海老の揚げ物。大根餅は大根を潰しすぎず角切りの食感を残すタイプで斬新。海老の揚げ物は薩摩揚げの海老バージョンといったところであり、文句なしの美味しさです。
雲吞スープ。肉の旨味が詰まった雲吞の旨さはもちろんのこと、スープが抜群に美味しいですね。クリスタルのように澄んだ色調ながら骨格のある旨味が感じられます。
焼き物は豚スペアリブ。骨が大半かと思いきや殆どが可食部であり、かなりの食べ応えです。それでいて決してクドくなく食べ飽きることなく、見事なスペアリブ料理でした。
焼売は2種類で、手前が鶏肉、奥が海老とカニだっけかな。いずれも素材感を大切にしたものであり、酢醤油や辛子などを全く不要とする手堅さがありました。
牛肉フィレ肉と野菜の沙茶醤ソース炒め。肉そのものとしては先のスペアリブのほうが印象的なのですが、こちらはソースが良いですね。欧米系のソースではちょっと表現できないオリエンタルな風味に溢れ、白ゴハンが欲しくなります。
海老のオーロラソース。いわゆるエビマヨですが、そのエビのサイズ感が天ぷら屋で食べるそれに匹敵する大きさ。衣も厚くソースも濃いのですが、それぐらいでちょうど良いと思わせるほどのシュリンプ感です。
〆の食事は桜えび入りのおこわ。そういう料理だと言われれば仕方ありませんが、ややベタっとした舌ざわりであり見た目以上にノンビリした味わいです。
デザートも手抜きなしであり、とりわけ手前の黒ゴマ団子が絶品。一般的に中華の甘味って、このタイミングでそんな揚げモン食べられへんよという扱いが多いですが、当店に限っては夢中で貪りついてしまいました。
国際通りど真ん中の大規模ホテルの中華ということで、全く期待せずに訪れたのですが(失礼)、東京のラグジュアリーホテルにシレっと入居していても全くやっていけるレベルの高さ、いやそれ以上かもしれません。加えてこれだけ食べて料理だけだと税サ込で4,800円という奇跡。
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寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
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